92歳で意気軒昂! ドン・キングが手掛ける興行
92歳のプロモーター、ドン・キングが11月4日にカジノ・マイアミ・ハイアライで興行を打つ。全盛期の彼がやっていたように、複数のタイトルマッチを一夜でぶち上げる策だ。
WBCクルーザー級1位のノエル・ミカエリアン(26勝2敗、11KO)と元同タイトル保持者で現在2位のイルンガ・マカブ(29勝3敗、25KO)が空位決定戦で拳を交える。
また、NABAゴールドヘビー級チャンピオン、ジョナサン・ギドリー(19勝1敗2分、11KO)も、FECARBOXヘビー級チャンピオン、ヘスス・エスカレラ(19勝0敗、19KO)と対戦する。それぞれのベルトが掛かっており、共に耳にしたことが無い物とはいえ、勝者は2本のタイトルを獲得する。
そして、WBAコンチネンタル北米ヘビー級タイトル空位決定戦として、元WBA王者のトレバー・ブライアン(22勝1敗15KO)と、カシアス・チェイニー(22勝1敗、15KO)の対戦も決まった。
更にキングはWBCユーススーパーライト級タイトルマッチも付け足した。3戦全勝オールKOのデボン・ウィリアムと2勝(1KO)1敗1分のマリク・ブラックが戦う。
キングは言った。
「これらのタイトル戦の勝者は、チャンピオンとしての地位を確立するだろう。そして彼らは国民的チャンピオンとなる。彼らはファンに自分の価値を大いにアピールする筈だ。ボクシングが美しいファンの元に戻ってくる。世界タイトルマッチ、すなわち、アメリカ国歌が流れることを意味する」
悪徳プロモーターとして名を馳せたキングが、92歳でも健康でいられるのは、温暖なフロリダに住んでることも無関係ではなかろう。ボクシングのビッグマッチがほとんど催されない当地のファンには、良いプレゼントなのかもしれない。
さて、どんなイベントとなるか。