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NBA高年俸パワーフォワードBEST5

林壮一ノンフィクションライター
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ついに開幕した今季のNBA。最後は高年俸PF5名をご紹介する。当然のごとく1位となったのは”KING”レブロン・ジェームス(38)で、4760万7350ドル。

 本コーナーで何度も記してきたが、現在のレイカーズにはコートでKINGの良さを引き出せる相棒がいない。その点をどう克服するかが、課題となる。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 2位はミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボで、4564万0084ドル。2021年にNBAチャンピオンとなり、ファイナルのMVPも獲得したアデトクンボは今季、さらに爆発しそうだ。

 以前にも本コーナーで記したが、今シーズン、バックスには現在のNBAで最高PGと呼べるデイミアン・リラードが加入した。このコンビネーションは魅力大だ。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 3位はフィラデルフィア・セブンティーシクサーズのトバイアス・ハリス(31)で、3927万0150ドル。2011年のドラフト全体19位でミルウォーキー・バックスに入団。2019年から在籍するシクサーズは、彼にとって5チーム目だ。

 シクサーズはなかなかプレイオフで勝ち上がれないが、そのキーマンとなるか。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 4位はトロント・ラプターズのパスカル・シアカム(29)で、3789万3408ドル。カメルーン出身のシアカムは、2016年のドラフト全体27位でラプターズ入りし、以来トロント一筋でプレーしている。2019年にはNBA王者となった。

 2017年にはGリーグ落ちを味わったことのある彼は、異国の地で生き残ってきた。20代最後のシーズンを飛躍の場とできるか。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 5位はラトビア出身の28歳、クリスタプス・ポルジンギス。今季よりボストン・セルティックスでプレーする彼の年俸は、3601万6200ドル。2015年全体4位で、ニューヨーク・ニックスにドラフトされ、セルティックスは4チーム目となる。センターでもプレーすることがあるポルジンギスだが、今シーズンよりセルティックスの一員となった。

 東部の名門で、どんな活躍を見せるのか。

 パワーフォワードをリストアップしたが、スモールフォワードでのプレーが可能な選手も複数いる。

 ついにスタートしたNBAの新シーズン。女神が微笑むのは、どのチームの誰か。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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