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NBA高年俸ポイントガードBEST5

林壮一ノンフィクションライター
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 現地時間、2023年10月24日にNBAの新シーズンが開幕する。ファンにとっては待ちに待った日の到来だ。今日は年俸の高いポイントガード5名をご紹介したい。

 

 1位は5191万5615ドルのステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォーリアーズ)。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 NBAでの15シーズン目となる35歳のカリー。NBAチャンピオンになること4回。2009年のデビュー以来、ウォーリアーズ一筋でプレーする彼がケガに泣かなければ、今季もゴールデンステイトは上位に食い込みそうだ。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 2位は、今季開幕直前にミルウォーキー・バックスに電撃移籍したデイミアン・リラード(33)で、4564万0084ドル。昨シーズン、キャリアハイの1試合71得点を記録したリラードだが、2012年にNBA入りして11シーズンをポートランド・トレイルブレイザーズでプレーしてきた。

 とはいえ、ここ数年はまさしく孤軍奮闘だった。リラードがいかに得点しても、ブレイザーズがプレイオフで勝ち上がるのは難しかった。新天地は2021年のNBA王者であり、ヤニス・アデトクンボという屈強なFWがいる。リラードが加わったバックスは台風の目となりそうだ。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 3位は4080万6300ドルで、ヒューストン・ロケッツ所属のフレッド・ヴァンブリート(29)。ドラフト外で2016年にトロント・ラプターズに入団し、生き残った鋼のメンタルがある。3年目で早くもNBAを制した。

 そして今季より、ヒューストン・ロケッツのユニフォームを着てコートに立つ。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 4位は25歳のトレイ・ヤングで、4006万4220ドル。2018年にドラフト全体5位でコールされ、アトランタ・ホークス入り。3年目に大きな飛躍を見せた。若きエースとなったヤングがチームを引っ張り、東地区ファイナルまで勝ち上がった姿は記憶に新しい。しかし、右肩・右足を負傷したヤングは欠場を余儀なくされ、ホークスは敗退した。

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7f2bdcd65fac1817b2c11b4aa0de387df85ba3b1

 今季、真のリーダーとなったヤングがいかにホークスをまとめ上げるかに期待したい。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 ヤングと同額の年俸で4位タイが、ダラス・マーベリックスのスロベニア人選手、ルカ・ドンチッチ(24)だ。

 2018年にヤングを上回るドラフト全体3位でNBA選手となったドンチッチは、自身6シーズン目に入る。過去5季中4度オールスターゲームに選出された逸材だ。マーベリックスに加わる前、2015年からヨーロッパでその名を轟かせていた彼は、既にNBAを代表するPGとなっている。

 今シーズンのNBAも見逃せない。どんな戦いが繰り広げられるか。高年俸プレイヤーズは、更に自身の価値を高められるか。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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