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間もなくゴング!日本人3選手との世界タイトルマッチを経験した元WBCライトフライ級王者

林壮一ノンフィクションライター
ProBox ペドロ・ゲバラ(左)

 メキシコ北西部に位置する人口およそ75万人の地、シナロア州、クリアカン。今夜、当地に建つ「セントロ・デ・イベントス・フィグロスターゼ」にて、スーパーフライ級10回戦が行われる。

 メインイベンターは、日本人3名と世界戦で拳を交えたペドロ・ゲバラ(34)。39勝22KO3敗のゲバラは、2014年12月30日に八重樫東に7回KO勝ち、2015年11月28日に木村悠に1-2の判定負け、2017年10月22日に寺地拳四朗に0-2で判定負けしている。ご記憶のボクシングファンも多いだろう。

ProBox  9連勝中のゲバラ
ProBox 9連勝中のゲバラ

 拳四朗戦以降、9連勝中のゲバラは、現在スーパーフライ級。前日計量を115.1パウンドでパスした。

ProBox 27歳のエレラ
ProBox 27歳のエレラ

 対戦相手のミゲル・アンヘル・エレラも115.1パウンドで一発で計量をクリア。22勝(8KO)5敗5分けのエレラは、ユカタン州バリャドリッド出身の27歳で、このところ2連敗している。つまり、咬ませ犬感が漂っている。

 「もう一度、世界戦線に復帰してみせる」と話すゲバラは、どんなパフォーマンスを見せるか。間もなくゴングだ。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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