日本代表のFWとして期待され、スイス、ベルギー、ドイツとヨーロッパでキャリアを積んだ久保裕也。昨シーズンから米国MLSのFCシンシナティに所属し、背番号7を付けピッチに立っている。

写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 日本のファンには前線のイメージが強い久保だが、現在の彼は中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み取る役目を担う。ボール奪取力が評価を得ており、激しいタックルは目を惹く。

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 FCシンシナティでの久保は、オランダ人FWのユルゲン・ロカディア(年俸250万ドル)、アルゼンチン人攻撃的MFのルシアノ・アコスタ(195万3500ドル)、ブラジル人ストライカーのブレンネル・ソウザ・ダ・シウヴァ(122万1818ドル)に次ぐ高年俸選手だ(MLSの発表では109万1000ドル)。

 ミリオンダラー6名を抱えながらも、今季のシンシナティは4勝13敗8分けで、東地区14チーム中13位と苦しんでいる。この結果を受け、現地時間9月27日にヤープ・スタム監督はクビを切られた。

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 ボールを呼んでも、なかなかいいパスが来ないため、久保は本来の仕事ができない。FCシンシナティが挙げた今季のゴールは26と、リーグで一番点が取れていない。

 そんな状況下で、新たなポジションで活路を見出した背番号7の姿は逞しい。言わば自身の引き出しを増やしたのだ。

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 今シーズン23試合に先発で出場し、合計1939分プレーしている久保裕也。27歳と、まだ先がある。MLSで学んだものを糧とし、更に強く、大きな選手となってほしい。

 新監督が久保をボランチとして起用するか否かに注目したい。