間も無くゴング! WBOバンタム級タイトルマッチ
勝者は近い将来、井上尚弥と対戦することとなるであろうWBOバンタム級タイトルマッチ、ジョン・リール・カシメロvs.ギジェルモ・リゴンドー戦のゴングまで、残すところ半日となった。
前日計量は、カシメロが118パウンド、リゴンドーは117.5パウンドでパスした。
試合2日前に行われた最終記者会見で、リゴンドーは言った。
「色んな選手が私を引退させてやると発言して来ましたが、すべて出来もしない冗談に終わりましたね。自分は今回も、世界戦のリングに上がる身です。どんな結果になるかは、試合当日、お分かり頂けるでしょう。
私の心は燃えています。カシメロがソワソワしている点が可笑しいですね。後退を余儀なくされるでしょう。彼は6連続KO勝ちを飾っていますが、いずれも私と同レベルの選手ではありません。今度立ちはだかるのは悪魔です」
「自分はチャレンジが好きです。これまでそうして来たように、対戦可能なすべてのチャンピオンと戦いたいと思っています。カシメロは私に倒される3人目のフィリピン人選手となるでしょうね。今、ここで何かを語るべきではありませんが、皆さんは現実の全てを目にすることになりますよ。
彼の発言は気になりません。全てはリングで、私の拳が語ってくれます。とにかく、ベストを尽くしますよ」
王者、カシメロは、いつものように挑発的に言った。
「いい試合になるだろうな。リゴンドーは素晴らしい選手だが、俺にとっては次を見据えた重要な一戦なんだ。次の相手は、ノニト・ドネアか井上尚弥さ。奴らは俺にビビッている。でも、リゴンドーには脅えがないようだ。とはいえ、これが最後の試合になるよ」
「リゴンドーの攻略法は理解している。奴を驚かせてやるさ。7連続KOして、その次がノニト・ドネアか井上尚弥だ。ノックアウトする自信はある。そのためのトレーニングをキャンプで重ねたからね。
リゴンドーのことは尊敬しているよ。2度もオリンピックに出場した選手だもの。でも、俺の多くのファンはKOを期待しているから、彼らを喜ばせないとね。3ラウンドくらいで終わるんじゃないか。リゴンドー逃げずに戦ってほしい」
さて、どんな戦いが繰り広げられるか。