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間も無くゴング! WBCバンタム級タイトルマッチ

林壮一ノンフィクションライター
Photo:Esther Lin/SHOWTIME

 WBCバンタム級タイトルマッチ、王者ノルディーヌ・ウバーリvs.挑戦者ノニト・ドネア戦のゴングまで、半日となった。

Photo:Esther Lin/SHOWTIME
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 前日計量では、チャンピオンも挑戦者も117.5パウンドでパスした。

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 一昨日はドネアの言葉をご紹介したので、本稿ではチャンピオン、ウバーリの最終記者会見でのコメントをお届けしたい。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20210528-00239986/

 「私とドネアは過去にスパーリングをしたことがある。だが、スパーはあくまでもスパーだ。実際の試合とは違うよ。ドネアはいい選手だし、バンタム級における2人のベストファイターが戦うのだから、素晴らしい試合となるだろう。ただ、ベストファイターはこの俺だ。厳しいトレーニングをやって来たし、準備OKだ。

 ドネアのキャリアは賞賛すべきものだし、彼にはパンチ力もある。でも、俺のパワーはそれ以上さ。彼を尊敬しているけれど、チャンピオンはこの俺であり、バンタム級最強も俺なんだ」

Photo:Esther Lin/SHOWTIME
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 「もっと勝ち星を重ねて、ドネア以上の伝説を作るよ。そして王座を防衛し続ける。今は、俺の時代だからな。

 今回、勝利したら、次は統一戦がいい。歴史に自分の名を刻むことが自分のモチベーションになっているから。ボクシングを愛しているし、いつだってベストとされる選手との試合を望んでいる。戦いこそが人生さ。だからこそ、偉大な選手であるドネア戦を決めたんだよ」

Esther Lin/SHOWTIME
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 確かに、勝者は井上尚弥との統一戦が具体化しそうだ。今日、生き残るのはどちらだろうか。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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