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26日の防衛戦まで僅か。キャンプ中のWBCミドル級王者、ジャモール・チャーロは語った。

林壮一ノンフィクションライター
Photo:Andrew Hemingway/SHOWTIME

 9月26日にウクライナのセルゲイ・デレフヤンチェンコ(13勝10KO2敗)を相手に4度目の防衛戦を行うWBCミドル級王者、ジャモール・チャーロ(30戦全勝22KO)。

 現地時間14日にキャンプ地であるテキサス州ヒューストンで練習を公開し、記者の質問に笑顔で応じた。

 

Photo:Andrew Hemingway/SHOWTIME
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 俺が輝く時間がやって来ることは分かっているさ。ベストを尽くし、その様をすべての方々に捧げるよ。ベストファイターとなるように、日々努力を重ねている。

 

 ファンは俺が期待通りに勝つからこそ、愛してくれるんだ。でも、彼らはまだ十分に俺を理解しちゃいない。26日は、ファンの予想以上に俺は賢く、強く、そして素晴らしいファイターであることをお見せするよ。

Photo:Andrew Hemingway/SHOWTIME
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 俺は何も無いところから出発した。皆さんに何かを与えたいんだ。我がチームは、誰もが成し遂げなかったことをやってみせる。トレーナーを務めてくれるロニー・シールズが殿堂入りすることを願う。

 他のミドル級選手たちには、シートベルト着用をお勧めしたいね。俺のパワーは増している。何試合かは、相手選手のパンチ力を感じたこともあった。俺もさらに力を付けねばと感じた。で、今回の試合に向けて、パワーもボクシングIQも倍増させたんだ。

Photo:Andrew Hemingway/SHOWTIME
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 デレフヤンチェンコは、自分自身をテクニシャンって言っているよね。確かにパンチもスピードもあるし、技術もいいものを持っている。でも、一度でも俺のジャブを食らえば、どうなるか分からんぜ。今回のファイトでは、自然な流れで勝利できると思う。

 この試合に勝てば、俺の可能性は無限に広がる。次のビッグマッチへの足掛かりになるし、今以上に尊敬されるだろうな。

 多くの人が、チャーロ兄弟の足跡を知らないけれど、26日のファイトで本当の俺たちを理解することになるさ。

 周囲の人々が愛情で俺を包んでくれることに心から感謝している。キャンプも終盤。俺の実力を疑問視する人間に対しては「防衛戦に向け、準備は万全だ」って言っておくぜ。

Photo:Andrew Hemingway/SHOWTIME
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 確かにジャモール・チャーロは、ジャブでダウンを奪って来た過去がある。彼の言葉通り、パワーアップした姿を目にしたいものだ。WBCミドル級王者は31連勝を飾れるか。

ノンフィクションライター

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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