カルチョの旅を続けて
今回のイタリア取材では、4ツ星のホテルに8泊した。「4ツ星なら何とかなるだろう」という思いは、初日に砕け散った。
「ビジネスセンター有り」、と書かれていたからこそ選んだホテルだったが、そんなものは無い。「ビジネスセンター」とは、宿泊客が自由に使用できるコンピューターがフロア備えられ、ビジネスが出来る、という意である。アメリカでもカナダでもシンガポールでもフィリピンでも、ビジネスセンターで仕事をするのが私のやり方だ。
「8泊だよ、8泊! ビジネスセンターがあるっていうから、お宅を選んだんだよ」「ACミランとインテルの取材に来ているから、連絡をEメールで取らなきゃいけないんだ!!」と責任者に言い、チェックインの際にフロント係が使うコンピューターを、180℃向きを変えて利用することを承諾してもらう。
長く記者をやっていると、こんな交渉力も身について来るのだが、編集部へのコレクトコールもできない。ミラノ在住者が私宛にFAXを送っても届かない…と散々なホテルだった。また、最寄駅からホテルまでを30分おきにシャトルバスが走るとのことだったが、「19時30分が最終便だから、それ以後はタクシーで」と説明しておきながら、流しのタクシーやタクシーが駅で待っていないことを教えないなんて…!!
そのうえ、同ホテルは「朝食付き」であったが、サラダがなく、毎日毎日、メニューに変化が無かった。クロワッサン、スクランブルエッグ、コーンフレーク、紅茶、ヨーグルト…流石に飽きたよ( ; ; )これもイタリア流なのかなぁ。
僕のイタリア取材を詳しく読みたい方は、
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