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YouTube、アメリカのアプリ売上ランキングで初の1位に

篠原修司ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門
2015年10月から開始された有料サービス「YouTube Red」(写真:ロイター/アフロ)

 動画共有サービス『YouTube』の公式iPhoneアプリが、リリースから数年を経て初めてアメリカのApp Storeのアプリ売上ランキングで1位を獲得しました。

 日本のユーザーからすると「無料で動画を見られるのに売上ランキングで1位?」と不思議に思われるかもしれませんが、YouTubeは広告なしで動画を視聴したり動画をダウンロードしたりできる月額課金の有料サービス「YouTube Red」をアメリカで展開しています。

 調査会社『SensorTower』の調べによると、2015年から開始されたこのアプリ内課金は世界中で累計2億ドル(約211億円)以上を稼ぎ出しており、先月だけでも売上は1,400万ドル(約15億円)にのぼるとのことです。

 また、YouTubeアプリの売上には昨年から日本でも利用できるようになったライブ配信者への投げ銭サービス「スーパーチャット」も含まれています。

 YouTubeアプリが今回、ランキングで1位を獲得できた原因となったものは分かっていませんが、これまで3位までしか到達できなかったYouTubeにとっては喜ばしいことでしょう。

 なお、YouTubeは2018年から数十カ国以上でYouTube Redを開始する予定であり、おそらく日本にもやってくるのではないかと思われます(現在はアメリカ、オーストラリア、韓国、メキシコ、ニュージーランドでのみ利用可能)。

ITジャーナリスト/炎上解説やデマ訂正が専門

1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりフリーランスのライターとして活動中。スマホ、ネットの話題や炎上などが専門。ファクトチェック団体『インファクト』編集員としてデマの検証も行っています。最近はYouTubeでの活動も。執筆や取材の依頼は digimaganet@gmail.com まで

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