オランダの通信事業者T-Mobile NLが5G回線を使って、リモートでタトゥーを入れるデモンストレーションを実施し、その動画を公開している。動画ではタトゥーロボット開発の様子も出ており、操作に失敗している様子も出ている。

　今回、オランダのT-Mobile NLが実施したデモでは遠隔地からタトゥーアーティストのウェス氏が操作して、ロボットがオランダの女優ステイン・フランセンにタトゥーを入れた。デモンストレーションを実施するまでに何回ものリモートでの施術試験を行ってきた。シンプルなタトゥーだが、無事に入れることができた。

　5Gの特徴は「高速大容量」「低遅延」「多数同時接続」と言われており、特に高速大容量と低遅延の特徴を活かしてオンライン診療やリモートでの手術など遠隔医療への活用にも期待されている。今回のリモートでのタトゥー成功も、将来の遠隔医療の実現に向けた大きな一歩だ。

▼T-Mobile NLが公開した5Gを活用したタトゥーのデモンストレーション