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ドバイ警察、「空飛ぶバイク」の訓練動画を公開:2020年までに導入

佐藤仁学術研究員・著述家
(Hoversurf)

 ドバイ警察は2020年までに「空飛ぶバイク」ホバーバイクを導入することを2017年10月に明らかにしていた。ホバーバイクはロシアのHoversurfが製造。時速70kmで25分間の飛行が可能。電動垂直離着陸機(eVTOL)タイプの1人乗りで上空5メートルの高さまで飛行ができる。1台15万ドル(約1700万円)。

 そしてこの度、ドバイ警察での「空飛ぶバイク」のトレーニング風景が公開された。もはやSF映画の世界ではなく、ついに「空飛ぶバイク」が実現に近づいてきている。

交通渋滞の監視用とレスキュー対策として導入

 ドバイ警察のホバーバイクにはカメラも設置されており、360度撮影することが可能。撮影された映像は監視センターに直接送信される。まずは交通渋滞の監視用とレスキュー目的として活用することを想定。現時点では、ホバーバイクでの上空からの犯人追跡まではしないようだ。

▼ドバイ警察の「空飛ぶバイク」導入のイメージ動画(2017年10月公開)

▼ドバイ当局のツイッターより

ドバイ警察のホバーバイク(Hoversurf)
ドバイ警察のホバーバイク(Hoversurf)
ドバイ警察のホバーバイク(Hoversurf)
ドバイ警察のホバーバイク(Hoversurf)
学術研究員・著述家

グローバルガバナンスにおけるデジタルやメディアの果たす役割に関して研究。科学技術の発展とメディアの多様化によって世界は大きく進化してきました。それらが国際秩序をどう変化させたのか、また人間の行動と文化現象はどのように変容してきたのかを解明していきたいです。国際政治学(科学技術と戦争/平和・国家と人間の安全保障)歴史情報学(ホロコーストの記憶と表象のデジタル化)。修士(国際政治学)修士(社会デザイン学)。近著「情報通信アウトルック:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)「情報通信アウトルック:ビッグデータが社会を変える」(同)「徹底研究!GAFA」(洋泉社・共著)など多数。

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