米海軍の空母搭載型空中給油ドローン「MQ-25Aスティングレイ」が初飛行

ボーイング発表よりMQ-25Aスティングレイ

 9月19日、アメリカ海軍とボーイングが開発中の空母搭載用の無人空中給油機MQ-25スティングレイが初飛行を行ったことが発表されました。

 アメリカ海軍は当初X-47Bという空母搭載用のステルス無人攻撃機を開発する計画を立てていましたが、自律行動を行う無人攻撃機は技術的に時期尚早と判断されて、発着艦テストまで成功させておきながら計画は中止。仕切り直しとして空中給油任務を無人機で行わせるMQ-25スティングレイ計画を新たに始動させました。

 これは敵味方と民間人が入り乱れる戦場でドローンがAIによる自己判断で自律的に戦闘を行うことは、この分野で最も技術的に先行しているアメリカであっても実現が困難だったことを意味しています。しかし遠隔操作型では通信電波で自己位置を発信してステルス性に欠ける上に妨害電波に弱く、敵正規軍が相手では攻撃には使えません。今はまだ無理ですが、自律行動能力の付与が将来の無人攻撃機の課題となっています。

 そこで空中給油ならば戦闘よりは単純な作業になるので、無人化はまず支援任務から実装する手堅い方針に切り替えられました。

ボーイングMQ-25Aスティングレイ
ボーイングMQ-25Aスティングレイ

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