12月21日に防衛省が発表したところによると、12月20日に能登半島沖を飛行していたP-1哨戒機に対して韓国海軍の「クァンゲト・デワン」級駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けたことが分かりました。岩谷防衛大臣の記者会見では竹島からは遠い海域だったと説明されています。

防衛省:韓国海軍艦艇による火器管制レーダー照射事案について

防衛省より哨戒機に向けられた火器管制レーダー
防衛省より哨戒機に向けられた火器管制レーダー

 海上自衛隊の哨戒機から撮影された写真には、韓国駆逐艦「クァンゲト・デワン」の前後2基ある火器管制レーダー「STIR-180」のうち、後部の1基が哨戒機に向けられていることが分かります。これは円形の皿状のレドームを持っているので、真円に見えているということはこちらに向けられていることを意味しています。哨戒機は目視で火器管制レーダーが動くのを確認、照射されたレーダー電波も感知して退避行動を取ったとのことです。

 韓国国防部はこの件に対して「レーダーは使用したが海上自衛隊の哨戒機を追跡する目的では使用していない」と説明しています。また複数の韓国メディアは匿名の国防部関係者のコメントとして「北朝鮮の遭難船を捜索するために使用した」と伝えていますが、STIR-180火器管制レーダーは主砲の射撃と対空ミサイルの誘導に使われるもので通常は捜索の為には用いられません。現状では納得のできる説明は行われていない状況です。

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