中国海軍フリゲートが照射したレーダーの種類

1月30日に尖閣諸島付近の海域で海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」に火器管制レーダーを照射したのは中国海軍ジャンウェイ2型(053H3型)フリゲート「連雲港(リェンユンガン)」です。この「連雲港」は捜索警戒用レーダーが2種類、火器管制レーダーが3種類あります。この他に光学照準器(可視光・赤外線・測距レーザー)や航海用レーダー(一般の船舶と同じもの)もあります。捜索警戒用レーダーと火器管制レーダーの種類は以下の通りです。

  1. 345型火器管制レーダー(対空ミサイル用)
  2. 343GA型火器管制レーダー(速射砲、対艦ミサイル用)
  3. 360型警戒捜索レーダー(対水上、低空用)
  4. 517型警戒捜索レーダー(長距離対空用)
  5. 341型火器管制レーダー(機関砲用)

現段階の防衛省の発表では火器管制レーダーの照射を受けたとあるだけで、3種類の火器管制レーダーの内どれであるかは発表されていません。対空ミサイルでも対艦攻撃に使えるのでどれもあり得るのですが、最も可能性が高いのは速射砲と対艦ミサイルを管制する343GA型火器管制レーダーになります。なおジャンウェイ2型(053H3型)フリゲートは初期建造型と後期建造型で搭載レーダーに違いがあり、砲と機関砲の火器管制レーダーが異なります。「連雲港」は2番艦で初期建造型です。

米海軍より、ジャンウェイ2型フリゲート3番艦「三明」と第七艦隊旗艦ブルーリッジ
米海軍より、ジャンウェイ2型フリゲート3番艦「三明」と第七艦隊旗艦ブルーリッジ

ジャンウェイ2型は艦橋の天井から後方一段上の場所に345型火器管制レーダー、その後方のもう一段上に343GA型火器管制レーダー、そしてマストの上の部分に360型警戒捜索レーダーが搭載されています。