台風一過の東京は、気温が前日比12度も上昇して真夏日に
台風一過
北日本には三連休を混乱させている台風18号があり、北日本を中心に広い範囲で強い風が吹いていますが、台風が通過した地方では晴れのところが多くなっています。
東京の9月18日の天気予報(9月17日17時発表)は、
「南の風 強く 後 北の風 23区西部 では はじめ 南の風 非常に強く くもり 後 晴れ 明け方 まで 雨 所により 雷を伴い 激しく 降る」
です。
東京地方の雨は、18日6時頃には上がりますが、夕方まで南風が続き、南から暖かい空気が入っています。加えて9時頃から日射も加わり、最高気温が33度の真夏日となる予報です(図1)。 東京の前日、17日の最高気温が20.9度ですから、前日より12度も気温が高くなる予報です。所により猛烈残暑です。
大阪府の雨は、18日0時頃には上がりますが、強い南風が吹いていたのは、この頃までで、日中は晴れて日射がありますが、南から暖かい空気が入ってこないため、最高気温の予想は29度です(図2)。なお、大阪の17日の最高気温は、台風が接近した21時頃の27.7度ですから、大阪の最高気温の予報は、前日より1度高いという予報です。
台風一過
台風が過ぎ去ったあとは、晴れ渡ることが多いことから、これが転じて、騒動が収まり晴れ晴れとすることを「台風一過」といいます。
騒動の収まり方には、いろいろなケースがあるように、台風が過ぎ去ったあとの天気も、様々です。
台風一過で晴れるといっても、気温が急上昇する場合や、気温がそれほど上がらない場合、逆に、台風が北から寒気を呼び込んで気温が下がることもあります。さらに台風が北上ではなく、東進する台風一過では、曇や雨の日が続くこともあります。
台風通過後の天気は、いつも「さわやかな晴天」ではありませんので、気象情報のチェックが必要です。
タイトル画像と図の出典:気象庁ホームページ。