東京大学男女共同参画室特任研究員/教育学研究科博士課程。2007年東京大学教育学部卒、日本経済新聞社。14年、立命館大学大学院先端総合学術研究科で修士号取得、15年4月よりフリージャーナリスト。厚労省「働き方の未来2035懇談会」、経産省「競争戦略としてのダイバーシティ経営の在り方に関する検討会」「雇用関係によらない働き方に関する研究会」委員。著書に『「育休世代」のジレンマ~女性活用はなぜ失敗するのか?』『上司の「いじり」が許せない』『なぜ共働きも専業もしんどいのか~主婦がいないと回らない構造』。キッズラインを巡る報道でPEPジャーナリズム大賞2021特別賞。シンガポール5年滞在後帰国。
記事一覧
- ベビーシッター、犯罪歴照会の制度検討に厚労相が言及/キッズライン事件受け 規制改革会議は研修民営化へ
7月2日、加藤勝信厚生労働大臣はキッズライン登録シッターによるわいせつ事件を受け、ベビーシッターを届出制から免許や認可制にし犯罪歴照会を可能にする必要性も含めて検討する趣旨の発言をした。
- キッズライン事件後も進むシッター規制緩和、民間オンライン研修・都は夜間保育を検討…犯罪歴確認の議論を
キッズラインの登録シッターが立て続けに2人、強制わいせつ容疑で逮捕された。しかし、実はベビーシッターを巡る規制は緩和される方向に動いている。
- キッズラインのシッター2人目、わいせつ容疑で逮捕 内閣府補助対象、コロナで休園中に母在宅勤務の隣室で
ベビーシッターマッチングアプリの大手、キッズラインで、2019年11月の事件に続き、2件目の逮捕がされた。以前同様の事件が起こっていながら、どうして防げなかったのか。
- 新型コロナに翻弄された海外駐在員たち 家族と離れ離れ 荷物搬出後に残留… 転勤時、産業医からの助言は
新型コロナウイルスを巡り、日本国内もざわついていますが、この3か月で各国施策に翻弄されたのが海外駐在員とその家族たち。異動時期でもあり、様々な苦難が…。
- 外国人労働者増加で何が変わる 賃金上昇抑制・治安の悪化・社会コスト増加の懸念? 国民の理解は十分か
4月から、外国人労働者の受け入れが拡大され、今後5年で外国人労働者は3割増加するといわれる。日本人にとって、外国人労働者が増えることにより懸念があるとしたらどのようなものだろうか。
- 海外と比較して気付いた「日本の公教育は水準が高い」 ただ、多様性理解には課題も 小島慶子さんと語る
オーストラリアで子育てをする小島慶子さん。海外に出て気が付く日本の教育の良さと課題を聞きました。
- 小島慶子さん「帰国子女は自然と英語ができるようになる」は幻想 海外子育て、バイリンガル教育の悩み
海外で子育てする苦労は?子どもたちは勝手にバイリンガルになってくれるか?英語習得、日本語維持の悩みを語ります。
- 言語の上でマイノリティになるという経験 外国人労働者増加で日本はどう対処すべきか 小島慶子さんと語る
海外でマイノリティとして住むことで、気が付くこととはー―。オーストラリア在住小島慶子さんと、シンガポール在住中野円佳が語りました。今後外国人労働者の受け入れ拡大をする日本は、外国人にどう接すべきか。
- 小島慶子さんと語る 海外と行き来して「出稼ぎ」「リモートワーク」は可能か 駐在妻でも働ける?
リモートワークができるなら、海外と行き来しながら働くことも可能?駐在妻でも働ける?オーストラリア在住小島慶子さんと、シンガポール在住中野円佳が語りました。
- 外国人材受け入れ拡大 言語政策の議論必須 多言語対応には限度、「やさしい日本語」普及も
外国人労働者の受け入れを単純労働まで広げる改正入管法が8日、成立した。審議が不十分とされたまま与党などの賛成で可決となったが、成立した以上、どのようなサポートが必要かを早急に議論していく必要がある。
- シンガポール「世界一の教育」に対する誤解と現実 PISA1位?競争が激しい?教育移住はありか?
米朝会談で国際都市としても注目が集まるシンガポール。教育も「世界一」と評判ですが、実はシンガポールには2種類の教育があり、それぞれに課題もある―。
- 「海外駐在員が住みやすい国」1位のシンガポールから見る、東京の子育てのしにくさ
米朝会談の開催地として話題のシンガポール。外国人が住みやすいことでも有名だ。シンガポールでの仕事と育児の両立をはじめて、東京の子育てを振り返るーー。
- 専業主婦は「見下されている」のか?共働き増加で肩身狭く、「多様な生き方を尊重してほしい」と当事者
「主婦」は憧れの存在でしょうか、それとも…。キャリアの階段を下り専業主婦になった愛子さんは、「主婦」が見下されていると感じているといいます。
- 元ワーママの駐在妻がぶつかる4つの壁 心身不調のリスク、海外で死亡の1割は自殺とのデータも
夫の転勤で仕事を辞めるー。「いいご身分」にも思える転勤妻・駐在妻の生活は、その実、共働きだったときとのギャップが大きく、壁が多い。当事者が考える原因と対策とは。
- キャリア女性が駐在妻になると…直面するアイデンティティ危機、帯同先でMBA模索するケースも
自身のキャリアを模索する女性が増える中で、駐在妻は憧れどころか、葛藤を生み出すものになりつつある。
- 日本よりもワンオペ育児になる?夫は不在がち、駐在妻たちの孤独な現実
海外赴任に帯同する「駐在妻」は、優雅なイメージを持つ。しかし、駐在妻という存在は、ある意味で日本での妻・母以上に役割規範を抱えやすい側面がある。
- 社外からのハラスメント、営業職でも 他人事ではない財務次官報道 女性に「受け流し」スキルを求める社会
財務省事務次官の女性記者に対するセクハラ報道と辞任―。これはマスコミと官僚だけの問題だろうか?営業職など社外からのハラスメントにさらされている男女もいるはずだ。
- マスコミの“この程度のセクハラに逐一対処・報道してたらキリがない”という現実 元新聞記者のMeToo
財務次官のセクハラ報道は、本人の否定、異例の財務省の被害者への呼びかけ、辞任、その数時間後にテレビ朝日が「自社社員が被害に」と会見―と目まぐるしい展開を迎えた。テレ朝の対処はどうしてこうなったのか?
- 「全上場企業で女性役員を最低1人」は現実的か 担い手は社外?社内? 経産省で議論、ESG投資も活発
昨年末、安倍政権の成長戦略において、取締役会に最低女性を1人いれることが事実上目指されることになった。これを受け、経産省の会議ではどのように人材を育成するかなどの議論がはじまっている。
- 会社の飲み会は業務の範囲?心身不調の若手は「飲みに連れて行く」より、まず休息を
親睦を深め、距離を縮めて話せる「社内飲み」。でも、体調が悪いとき、何度も同じ自慢話が繰り返されるとき、家族ができたとき…状況によっては、苦痛です。「若手のため」と思って誘っているのはあなただけかも…。
- パワハラに該当する3つの要素を厚労省が公開、企業に防止措置を義務化している国も
3月30日、厚生労働省「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」が報告書をまとめた。同報告書はこれまでより踏み込んだ形でパワハラにあたる3つの要素を満たすものと定義している。
- 「おかあさん」ばかりの絵本や育児書、チーム育児を阻む 父の早め帰宅で「母が休める時間」作って好循環を
プレミアムフライデーってどうなったんでしたっけ?育児疲れで蕁麻疹が出たという女性が「父親には育休取得よりも平日早く帰ってきてほしい」と訴えます。
- 上司に「妊娠するならタイミング考えてね」と言われたら?流産・不妊の経験者「自分の気持ちを優先して」
仕事を続けながら子どもを産み育てる人が増えています。「職場に迷惑はかけたくない」「保育園に入りやすい時期の出産を」など考えてしまいますが、子どもは望めばすぐに授かるとは限りません。
- 一人っ子は「可哀想」「ワガママに育つ」、行く先々で言われる 高齢出産や2人目不妊の当事者には酷
子どもを産む、産まないには様々な個人の決断や事情があるはずですが、1人産むと今度は「きょうだいを産んであげないと」とのプレッシャーが至る所で母親たちに投げかけられがちです。
- 子どものアレルギー「妊娠中の食事も影響」は科学的根拠なし、「母親たちを追い詰めないで」と当事者の声
お子さんがアレルギーをお持ちの河野さん。「お母さんの妊娠中の食事もね、影響あるっていうし・・・」と保育園の看護師に言われた経験から、当事者発信をすることにしました。