一力遼棋聖対井山裕太王座の激熱13番勝負いよいよ最終局 名人挑戦を賭けた1局が7月30日に打たれる
現在、囲碁界のトップ2といっていいだろう。一力遼棋聖と井山裕太王座の覇権争いが激化している。
5月に始まった本因坊戦七番勝負、6月下旬からの碁聖戦五番勝負。
本因坊戦はフルセットの激戦の末、一力が本因坊を奪取。本因坊11連覇していた井山を止めた。井山が三大タイトル(棋聖・名人・本因坊)から離れるのは11年ぶりのことだ。
碁聖戦五番勝負は、3連勝のストレートで井山が挑戦者の一力を下し、防衛を果たした。碁聖通算9期は、小林光一名誉碁聖と並ぶ記録だ。
本因坊を奪い取った一力のほうが成果が大きく見えるが、星勘定だけでは一力4勝、井山6勝と井山がリードしている。
そして、本因坊戦七番勝負と碁聖戦五番勝負の12戦に加え、最後の大一番がある。
芝野虎丸名人への挑戦権をかけた1局が7月30日に打たれる。
名人戦リーグは7月24日に打ち上げ、一力、井山ともに7勝1敗で並び、プレーオフにもつれ込んだのだ。
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