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名人戦第4局井山裕太名人対芝野虎丸挑戦者 宝塚対局 写真で綴る舞台裏と雑感

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
開幕式で宝塚市観光大使「サファイヤ」との記念撮影に応じる両対局者=筆者撮影

第47期名人戦第4局は兵庫県宝塚市「宝塚ホテル」で10月6、7日の両日にわたって打たれ、挑戦者の芝野虎丸九段が3勝目を挙げ、名人奪還まであと1勝としました。対局場の外、舞台裏の様子、雑感をお届けします。

前回、両者の宝塚ホテルでの対局は2年前、芝野虎丸名人に井山裕太棋聖が挑戦した第45期第2局。終盤、優勢の芝野さんに大きな読み抜けがあって、井山さんが大逆転した碁が思い出されます。

宝塚市は井山さんの師匠である石井邦生九段がお住まいで、井山さんはプロになる前、夏休みなど師匠宅で合宿をした思い出の地でもあり、「特別なところ」といいます。ちなみに宝塚ホテルでの対局は過去7回あって、6勝1敗。いい相性ですね。

検討室に訪れた石井邦生九段(右)。記事を読んで、「裕太くんは【魔王】といわれているのだね。なんか悪者の感じだね」と、ちょっと気にされている様子でした。=2022年10月7日、筆者撮影。
検討室に訪れた石井邦生九段(右)。記事を読んで、「裕太くんは【魔王】といわれているのだね。なんか悪者の感じだね」と、ちょっと気にされている様子でした。=2022年10月7日、筆者撮影。

虎丸さんは宝塚ホテルで2日制では井山さんに2連敗。でも「とくに気にすることではない」と、自然体でした。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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