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「令和三羽ガラス」を次々撃破 19歳関航太郞七段の快進撃に注目

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
天元戦挑戦者に決まった関航太郞七段。=2021年9月、日本棋院。筆者撮影

七大タイトル初の挑戦者として、表舞台に登場した関航太郞七段。昨年は新人王を獲得し、棋士の間でも「令和三羽ガラス」の次世代として期待されていた逸材だが、「こんなに早く出てくるとは」というのが正直な感想だった。躍進する関七段を紹介しよう。

「令和三羽ガラス」の次は「三太郎」

現在の囲碁界は、井山裕太四冠を「令和三羽ガラス」の芝野虎丸王座、一力遼天元、許家元十段の3人が追う構図で、ほとんどこの4人でタイトル戦は争われている。

今期天元戦挑戦者決定戦で、芝野王座を破って挑戦者に名乗りをあげたのが関航太郞七段だ。プロ入りから4年6カ月、史上最速(これまでの記録は芝野の名人戦挑戦、4年11カ月)での七大タイトル挑戦となった。

関七段は19歳。「令和三羽ガラス」の次世代として期待される「三太郎」(あとの2人は、福岡航太朗二段、三浦太郎初段)のひとりだ。

昨年、新人王を獲得するなど頭角を現し始めていた。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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