「令和三羽ガラス」を次々撃破 19歳関航太郞七段の快進撃に注目
七大タイトル初の挑戦者として、表舞台に登場した関航太郞七段。昨年は新人王を獲得し、棋士の間でも「令和三羽ガラス」の次世代として期待されていた逸材だが、「こんなに早く出てくるとは」というのが正直な感想だった。躍進する関七段を紹介しよう。
「令和三羽ガラス」の次は「三太郎」
現在の囲碁界は、井山裕太四冠を「令和三羽ガラス」の芝野虎丸王座、一力遼天元、許家元十段の3人が追う構図で、ほとんどこの4人でタイトル戦は争われている。
今期天元戦挑戦者決定戦で、芝野王座を破って挑戦者に名乗りをあげたのが関航太郞七段だ。プロ入りから4年6カ月、史上最速(これまでの記録は芝野の名人戦挑戦、4年11カ月)での七大タイトル挑戦となった。
関七段は19歳。「令和三羽ガラス」の次世代として期待される「三太郎」(あとの2人は、福岡航太朗二段、三浦太郎初段)のひとりだ。
昨年、新人王を獲得するなど頭角を現し始めていた。
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