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3位を争う両チームの対戦は延長11回、高卒新人の初打席がサヨナラ打となって決着<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初打席初安打がサヨナラ打となったパク・ハンギョル(写真:NCダイノス)

24日のKBOリーグは4試合が14時開始のデーゲームで行われた。

3位NCダイノスと4位トゥサンベアーズの対戦は3-3で延長戦に突入。トゥサンは11回表、1死一塁で代打のホ・ギョンミンがレフトポール際に6号2ランホームラン。5-3と勝ち越しに成功した。

追うNCはその裏、ヒットと四球2つで無死満塁のチャンスを作ると、打席には10回の守備から入ったパク・ハンギョル。

この場面でパク・ハンギョルは右中間への二塁打を放ち、二者が生還し同点に。さらにトゥサン守備陣の中継プレーが乱れる間に一塁走者もホームイン。NCが6-5でサヨナラ勝ちを収めた。

サヨナラ打のパク・ハンギョルはこの日がプロ初出場。初打席が2点タイムリー二塁打となり、さらにゲームを決める立役者となった。

敗れたトゥサンは連勝が3でストップ。両チームのゲーム差は1.5から2.5に広がった。

◇9月24日(日)の結果

・LG 5 - 1 ハンファ(チャムシル)

 勝:チェ ウォンテ

 敗:イ テヤン

・SSG 1 - 8 ロッテ(インチョン)

 勝:ウィルカーソン

 敗:ムン スンウォン

・KIA 2 - 3 KT(クァンジュ)

 勝:ソン ドンヒョン

 敗:イム ギヨン

・NC 6 - 5 トゥサン(チャンウォン)

 勝:イ ジュンホ

 敗:パク チグク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「韓国代表が2日目の練習を実施」

アジア大会(中国・杭州)に参加する野球韓国代表は24日、コチョクスカイドームで2日目の練習を行った。25日は休みで26日にサンム(国軍体育部隊)との練習試合を行う。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

SSGランダーズ戦に9番センターで出場。1打席目ショートゴロ併殺打、2打席目レフトフライ、3打席目三遊間をやぶるヒット。次打者の時に二盗成功した。しかし次の球で次打者がバントの構えで空振り。捕手からの二塁への送球でアウトとなった。4打席目右中間への二塁打、5打席目四球。4打数2安打。4回裏から守備位置をセンターに移した。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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