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24歳の代表正捕手が3試合連続V打 チームを3連勝に導く<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
決勝打となる6号2ランを放ったキム・ヒョンジュン(写真右。写真:NCダイノス)

28日のKBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われた。

NCダイノス-ロッテジャイアンツ(チャンウォン)は5-3でNCが勝利。NCは2-3で1点を追う4回裏2死一塁で、7番のキム・ヒョンジュンがロッテの先発アーロン・ウィルカーソン(元阪神)からレフトに6号2ランホームランを放った。

キム・ヒョンジュンの一発で4-3として逆転に成功したNCは6回に1点を追加。キム・ヒョンジュンの4回の一打が決勝打となった。

キム・ヒョンジュンは26日の3回に先制5号ソロ、翌27日にも4回に先制タイムリーを放ち、試合は両日ともNCが逃げ切り勝利。キム・ヒョンジュンは3試合続けて試合を決める安打を記録し、チームの3連勝に大きく貢献した。NCは首位と2ゲーム差の2位。

◆「若き代表チームの正捕手」

24歳のキム・ヒョンジュンは昨夏、1軍出場はわずかながら若手主体で臨んだ杭州アジア大会の韓国代表に選出。チームの正捕手として役割を果たし、金メダル獲得に貢献した。また11月のアジアプロ野球チャンピオンシップでも存在感を発揮。短期間で続けて大舞台を経験し大きく飛躍したキャッチャーだ。

(関連記事:23歳の金メダル捕手、PS3安打がすべてホームラン NCが連勝でプレーオフに王手

映像:キム・ヒョンジュンの逆転2ラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇4月28日(日)の結果

・LG 7 - 10 KIA(チャムシル)

 勝:チェ ジミン

 敗:パク ミョングン

・キウム 6 - 11 サムスン(コチョク)

 勝:レイエス

 敗:ハ ヨンミン

・SSG 11 - 6 KT(インチョン)

 勝:エリアス

 敗:ユク チョンミョン

・ハンファ 8 - 17 トゥサン(テジョン)

 勝:キム テクヨン

 敗:ムン ドンジュ

・NC 5 - 3 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ソン ミョンギ

 敗:ウィルカーソン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「各球団ともに観客動員好調」

首位のKIAタイガース、リュ・ヒョンジンが復帰のハンファイーグルスをはじめ、各球団ともに観客数を昨季よりも大幅に伸ばしている。1試合平均では昨季同時期が10,500人台だったのに対し、今季はここまで天候に恵まれていることも相まって14,000人に迫っている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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