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イ・スンヨプ監督のトゥサンがサムスンにサヨナラ勝ち 延長入ってバントを4度成功<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・スンヨプ監督(写真:トゥサンベアーズ)

25日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-サムスンライオンズ(チャムシル)は4-3でトゥサンが延長11回サヨナラ勝ち。

トゥサンは2-2で迎えた延長10回表に1点をリードされるも、その裏の攻撃で代打のヤン・ウィジが二塁打で出塁。9番キム・ジェホが送りバントで二塁走者を三塁に進めた。

1死三塁で1番チョン・スビンが、初球を投手と捕手の間にセーフティスクイズ。トゥサンは3-3の同点とした。続く2番イ・ユチャンも送りバントでサヨナラの走者を二塁に進めるも得点ならず。11回に突入した。

11回裏、トゥサンは先頭打者がセカンドのエラーで出塁すると、途中出場の5番チョ・スヘンが送りバントを決めて1死二塁に。2死後、申告敬遠と四球で満塁となった場面で、9番キム・ジェホがレフト前ヒットを放ちサヨナラ勝ちを収めた。

トゥサンは延長10、11回で3つの犠打とセーフティスクイズ1つを成功。一方のサムスンは11回裏の守備でエラーにより先頭打者を出し、3アウト目となるはずだったファールフライを一塁手が逸らすなどミスが続き、サヨナラ負けを喫した。

イ・スンヨプ監督の古巣サムスンとの対戦は、前回4月の対戦では2戦2敗。今回の3連戦は2勝1敗で勝ち越しを決めている。現在トゥサンは22勝20敗1分けで4位。

◇5月25日(木)の結果

・トゥサン 4 - 3 サムスン(チャムシル)

 勝:パク チョンス

 敗:ホン ジョンウ

・SSG 3 - 8 LG(インチョン)

 勝:ケリー

 敗:ソン ヨンジン

・KT 3 - 0 キウム(スウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:ヨキッシュ

・ハンファ 4 - 3 KIA(テジョン)

 勝:ユン デギョン

 敗:チャン ヒョンシク

・ロッテ 11 - 1 NC(プサン)

 勝:パク セウン

 敗:イ ヨンジュン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「SSGとトゥサンで1対1のトレード」

SSGランダーズとトゥサンベアーズの間でトレードが行われた。SSGから投手のキム・ジョンウ、トゥサンから外野手のカン・ジンソンが移籍。カン・ジンソンはこの日1軍登録されチームに合流した。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

NCダイノス戦に2番レフトで出場。1打席目無死一塁でセンター前ヒット。センターのショートへの返球の間に二塁へ進塁。アウトの判定もリプレイ検証でセーフとなった。後続打者の犠飛で生還した。2打席目レフトフライ、3打席目サードゴロ、4打席目レフトフライ。8回の5打席目は代打ユ・ガンナムと代わって退いた。4打数1安打1得点、打率2割8分4厘。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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