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アルカンタラ、ロハスの活躍でトゥサン勝利/40歳抑えの呉昇桓があす初の先発登板<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オ・スンファン(写真:サムスンライオンズ)

5月2日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

トゥサンベアーズ-ハンファイーグルス(チャムシル)は3-0でトゥサンが勝利。トゥサンの先発ラウル・アルカンタラが7回92球を投げて3安打無失点、7つの三振を奪う好投を見せた。アルカンタラは3勝目(2敗)。敗れたハンファは6連敗となった。

トゥサン打線は0-0の5回裏、7番のホセ・ロハスがライトに5号ソロホームランを放って均衡を破った。ロハスのこの一打が決勝打となった。ロハスはこの日2安打で打率は1割9分5厘。

◇5月2日(火)の結果

・トゥサン 3 - 0 ハンファ(チャムシル)

 勝:アルカンタラ

 敗:チャン ミンジェ

・SSG 4 - 11 KT(インチョン)

 勝:ベンジャミン

 敗:ムン スンウォン

・サムスン 0 - 4 キウム(テグ)

 勝:ハ ヨンミン

 敗:キム テフン

・KIA 4 - 7 ロッテ(クァンジュ)

 勝:キム ジンウク

 敗:メディーナ

・NC 3 - 5 LG(チャンウォン)

 勝:パク ミョングン

 敗:キム ヨンギュ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「オ・スンファンがプロ19年目で初先発」

サムスンライオンズのあす3日キウムヒーローズ戦の予告先発投手が、オ・スンファンと発表になった。オ・スンファンが先発で登板するとプロ入り以来初となる。

2005年にサムスン入りし1年目の途中からクローザーを務めてきたオ・スンファンは、日本、メジャーを含めてこれまでの登板はすべてリリーフ。韓国では620試合に登板し374セーブ(歴代1位)、日米韓を合わせると979試合、496セーブを記録している。

今季のオ・スンファンは開幕からここまで10試合1勝1敗4セーブ、防御率4.50。今年41歳になるオ・スンファンは球威の低下もあり、2度の救援失敗をはじめ不安定な投球が続いていた。4月20日からは中継ぎを務めていた。

今回の先発登板は投手コーチとの話し合いの中でリリーフのような緊迫した場面ではなく、先発として多くの球数を投げることで、感覚をつかむことを目的としているという。サムスンのチョン・ヒョンウク投手コーチは、現役時代にオ・スンファンの前を投げるセットアッパーとして活躍。自身も調整のため先発登板したことがあった。

(関連記事:元阪神・呉昇桓がKBOリーグ通算300セーブ達成 古巣の和田元監督、福原コーチも祝福

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

KIAタイガース戦での出場はなかった。現在の打率は3割1分8厘。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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