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イ・スンヨプ監督、古巣の本拠地で敵将として初采配 愛弟子が一発でキツい恩返し<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
イ・スンヨプの壁画と一発のク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)

26日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズとトゥサンベアーズは今季初対戦。サムスンの本拠地・テグサムスンライオンズパークで顔を合わせた。

今季からトゥサンの指揮を執るイ・スンヨプ監督は、現役時代サムスンでプレー。ホームラン打者として活躍したチームの顔であり国民的英雄だ。同球場のライトスタンド後方の壁面には、イ監督の姿が描かれた巨大アートがあるが、イ監督はその地で敵将として采配を振るった。

試合は1-0でサムスンが勝利。サムスンは4回裏、3番のク・ジャウクがライトにソロアーチを放ち、その一打が決勝打となった。ク・ジャウクはイ・スンヨプ監督の現役時代の愛弟子。対戦相手の指揮官となった師匠に一発での恩返しとなった。

サムスンは連敗を4でストップ。トゥサンの連勝も3で止まった。

◇4月26日(水)の結果

・LG 3 - 5 SSG(チャムシル)

 勝:ソン ヨンジン

 敗:キム ユンシク

・キウム 13 - 2 KT(コチョク)

 勝:ヨキッシュ

 敗:ベンジャミン

・サムスン 1 - 0 トゥサン(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:アルカンタラ

・KIA 6 - 0 NC(クァンジュ)

 勝:メディーナ

 敗:ソン ミョンギ

・ロッテ 8 - 1 ハンファ(プサン)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:チャン ミンジェ

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ブキャナン6回無失点で2勝目」

サムスンの先発デービッド・ブキャナン(元ヤクルト)はトゥサン打線に対し、6回105球を投げて5安打無失点に抑え2勝目(2敗)を挙げた。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

ハンファイーグルス戦に1番センターで先発出場。1打席目セカンドゴロ、2打席目ライトフライ、3打席目四球、4打席目無死一塁でバントの構えからヒッティングに切り替え、前進守備のサードの左へのヒット、5打席目空振り三振、4打数1安打1四球、打率3割2分。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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