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逆転、再逆転、再々逆転 9回2死満塁サヨナラ打でキウムが11-10で勝利<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ二塁打を放ったチョン・ビョンウ(写真:キウムヒーローズ)

24日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始で行われた。

6連敗で4位に転落のキウムヒーローズが5位のKIAタイガースと対戦。この試合は一進一退の攻防となり、2回に1点を先制されたキウムは3回裏に3点を挙げて4-1とするも5回に逆転され、一時は3点を追う展開となった。

しかし7回裏に9-8として再び逆転に成功。ところが8回表にエラーなどで2点を許し、9-10で9回裏を迎えた。

キウムは2死ながら満塁のチャンスを作ると、途中から出場のチョン・ビョンウがレフトオーバーの二塁打。二者が還って11-10としてサヨナラ勝ちを収めた。

キウムは劇的な勝利で連敗を6でストップ。敗れたKIAは2週間ぶりに登板の抑えのチョン・ヘヨンが負け投手となっている。

◇8月24日(水)の結果

・トゥサン 1 - 5 KT(チャムシル)

 勝:コ ヨンピョ

 敗:ブランドン

・キウム 11 - 10 KIA(コチョク)

 勝:キム ジェウン

 敗:チョン ヘヨン

・SSG 4 - 2 サムスン(インチョン)

 勝:イ テヤン

 敗:ヤン チャンソプ

・ハンファ 2 - 9 LG(テジョン)

 勝:イ ミンホ

 敗:ラミレス

・NC 1 - 2 ロッテ(チャンウォン)

 勝:バーンズ

 敗:ルチンスキー

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「首位SSGが4連勝」

首位のSSGランダーズがサムスンライオンズに勝利し、連勝を4に伸ばした。貯金は42。SSGは若き主砲、チョン・ウィサンが決勝打となる10号ソロを放っている。敗れたサムスンは3連敗。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

LGツインズとの2軍戦に1番センターで先発出場。1打席目レフトフライ、2打席目四球、3打席目三振、4打席目はレフト前ヒットだった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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