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首位SSGが8回裏に逆転し3連勝 来月40歳の外野手が代打でダメ押し3ラン<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ダメ押し3ランを放ち手荒い祝福を受けるキム・ガンミン(写真:SSGランダーズ)

23日のKBOリーグはハンファイーグルス-LGツインズ(テジョン)が降雨後のグラウンド整備のため、20分遅れの18時50分にスタート。その他4試合は18時30分に開始した。

SSGランダーズ-サムスンライオンズ(インチョン)は2-2で同点の8回表、サムスンは代打のカン・ミンホが8号ソロを放ち、勝ち越しに成功した。

しかしその裏SSGはサムスンのリリーフ陣から1死一、二塁のチャンスを作ると、4番ハン・ユソムが右中間へ二塁打。二者が還って4-3とし逆転に成功した。

さらに2死一、三塁で、代打のキム・ガンミンがセンターへ4号3ランホームラン。8回に5点を挙げたSSGが7-3で勝利した。首位のSSGは3連勝。

来月13日で40歳になるキム・ガンミンは今季、左太もも痛で5月から約2か月間戦列を離れるも、復帰後は持ち前の安定感のあるセンターの守備と勝負強い打撃で、存在感を示している。

敗れたサムスンは先発のアルバート・スアレス(元ヤクルト)が、7回5安打2失点と好投するも、この日も報われず白星を手にすることが出来なかった。スアレスは23試合に登板しチームトップの防御率2.67を記録するも、4勝7敗という成績だ。

◇8月23日(火)の結果

・トゥサン 1 - 2 KT(チャムシル)

 勝:イ チェホ

 敗:イ ヒョンボム

・キウム 3 - 12 KIA(コチョク)

 勝:パノーン

 敗:ヨキッシュ

・SSG 7 - 3 サムスン(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:ウ ギュミン

・ハンファ 6 - 4 LG(テジョン)

 勝:キム ミンウ

 敗:プルトコ

・NC 3 - 9 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ストレイリー

 敗:シン ミンヒョク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「来年からシーズン終盤の2連戦廃止」

韓国野球委員会(KBO)は2023年シーズンから、シーズン終盤の2連戦を廃止すると発表した。10球団144試合(ホーム72試合)制のKBOリーグは各チーム16回戦を行う。今季までは3連戦を4度行った後、残り4回戦を2連戦で行ってきたが、来季からは3連戦と1試合で編成する。それにより生じる、球団ごとのホームゲーム数配分の差は、73試合または71試合を隔年で入れ替えることとした。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

この日登録抹消となった。

⇒ 代走、守備固めからレギュラーの3割打者に 韓国3年目・安田権守の飛躍の理由

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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