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43打席連続無安打から前日脱出の33歳 同点二塁打で役割果たす<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
同点二塁打を放ったキム・ホンゴン(写真:サムスンライオンズ)

26日のKBOリーグは全5試合が17時開始で行われた。

ハンファイーグルス-サムスンライオンズ(テジョン)は6-2でサムスンが勝利。サムスンは先発のホ・ユンドンが3勝目(0敗)、2番オ・ソンジンの3回の3号2ランが決勝打となった。

サムスンは0-1で1点を追う3回表1死二塁、9番キム・ホンゴンのショートの頭を速い打球で越える二塁打で1-1の同点とし、オ・ソンジンの勝ち越し弾に繋がった。

キム・ホンゴンは前日25日の1打席目にヒットを放ち、約1ヶ月続いた連続打席無安打が43で止まった。キム・ホンゴンは昨年まで主にレフトを守っていたが、パク・ヘミンがLGツインズにFA移籍し今季からポジションをセンターに。またキャプテンに就任するなど変化の多い年を迎えている。

◇6月26日(日)の結果

・トゥサン 8 - 4 KIA(チャムシル)

 勝:イ ヒョンスン

 敗:イム ギヨン

・SSG 7 - 3 NC(インチョン)

 勝:イ テヤン

 敗:キム シフン

・KT 1 - 3 LG(スウォン)

 勝:イ ミンホ

 敗:ベンジャミン

・ハンファ 2 - 6 サムスン(テジョン)

 勝:ホ ユンドン

 敗:ナム ジミン

・ロッテ 4 - 9 キウム(プサン)

 勝:キム テフン

 敗:ク スンミン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「連続打席無安打記録は51」

KBOリーグの連続打席無安打記録は、90年代中盤に主に代走、守備固めで起用された元ヒョンデのヨム・ギョンヨプ(前SK監督)の51とのこと。KBOリーグは指名打者制のため、投手が打席に入る機会はほとんどなく、投手による連続打席無安打記録はない。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIAタイガース戦に1番センターで先発出場。1打席目ショートゴロ、2打席目レフトフライ、3打席目四球、4打席目センターフライ、8回裏の5打席目にセンターオーバーの三塁打を放った。ここまでの成績は57試合に出場し打率3割3分7厘。規定打席には16打席不足している。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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