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大学2年時にプロ指名の身長165センチ新人 初スタメンで初安打が決勝打に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者
初安打初打点のチョン・ジュンジェ(写真:SSGランダーズ)

7日のKBOリーグは雨とグラウンドコンディション不良で3試合が中止。ソウルのチャムシル球場とコチョクスカイドームでの2試合が行われた。

LGツインズ-SSGランダーズ(チャムシル)は4回表1死二塁でSSGの9番チョン・ジュンジェが左中間へタイムリー二塁打。SSGは1点を先制し、さらにこの回2点を追加した。

試合はそのままSSGがリードを守って4-2で勝利。チョン・ジュンジェの適時打が決勝打となった。SSGは連敗をストップ、LGは3連敗。

決勝打のチョン・ジュンジェは5月1日に育成選手から昇格したプロ1年目。この日が2試合目の出場で、初スタメンの1打席目に記録した初安打がチームを勝利に導いた。

◆「アーリードラフトで入団」

KBOリーグでは大学野球連盟からの要望で、2023年入団の新人ドラフトから4年制大学の2、3年生も指名対象になっている(アーリードラフト)。チョン・ジュンジェは東国大2年時にプロ志望届を出して、昨年SSGから指名を受けた。身長165cm体重68kg、小柄な右投げ左打ちの内野手だ。

映像:チョン・ジュンジェのプロ初安打(KBO公式YouTubeチャンネル)

◇5月7日(火)の結果

・LG 2 - 4 SSG(チャムシル)

 勝:ソン ヨンジン

 敗:チェ ウォンテ

・キウム 4 - 13 トゥサン(コチョク)

 勝:クァク ピン

 敗:イ ジョンミン

・KT 中 止 NC(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 中 止 KIA(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 中 止 ハンファ(プサン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「ヤン・ウィジが通算250号」

トゥサンベアーズのヤン・ウィジが2回に5号ソロホームランをレフトに運び、リーグ21人目の通算250本塁打を達成した。ヤン・ウィジは3回にも2打席連続となる6号ソロを放っている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表/KBO取材記者

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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