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キム・グァンヒョン、オープン戦2度目の登板は3回4K無失点<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オープン戦2度目の登板のキム・グァンヒョン(写真:SSGランダーズ)

27日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は5試合がデーゲームで行われた。

SSGランダーズ-トゥサンベアーズ(インチョン)は両チーム外国人投手が先発。SSGは韓国2年目のウィルマー・フォントがオープン戦2試合目の登板。トゥサンは新加入のロバート・ストックが3試合目のマウンドに上がった。

フォントは5回、ストックは3回を投げていずれも6失点で降板し、SSGは2番手にメジャーから復帰のキム・グァンヒョンがオープン戦2度目のマウンドに上がった。

キム・グァンヒョンは140キロ台後半の直球とスライダー、カーブのコントロールが冴え、3回を投げて打者10人に対し、内野安打2本。4つの三振を奪った。試合はSSGが8-7でサヨナラ勝ちした。

SSGは昨年6月に右腕のムン・スンウォン、アンダースローのパク・チョンフンがともに右ひじ内側側副じん帯再建術(トミージョン手術)を受け、戦列を離れたが今季はいずれも5、6月頃に復帰予定。この2人と外国人2人、そしてキム・グァンヒョンも加わったことで、今季のSSGは充実した先発投手陣となっている。

◇3月27日(日)のオープン戦

・LG 2 - 7 ロッテ(チャムシル)

 勝:キム ジンウク

 敗:プルトコ

・キウム 4 - 5 NC(コチョク)

 勝:シン ミンヒョク

 敗:アン ウジン

・SSG 8 - 7 トゥサン(インチョン)

 勝:キム テクヒョン

 敗:キム ガンリュル

・KT 8 - 6 サムスン(スウォン)

 勝:チョン ユス

 敗:チャン ピルチュン

・ハンファ 5 - 8 KIA(テジョン)

 勝:チャン ヒョンシク

 敗:チョン ウラム

⇒ KBOリーグオープン戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「オープン戦は残り2試合」

4月2日に開幕を迎えるKBOリーグ。オープン戦は各チーム28、29日の残り2試合となった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

SSGランダーズ戦の8回表、二塁走者カン・ジンソンの代走で出場。その裏にライトの守備に入った。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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