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元ヤクルトのスアレス、オープン戦初登板初先発で4回無失点 最後は呉昇桓が締める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オープン戦初登板で好投のアルバート・スアレス(写真:サムスンライオンズ)

22日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は4試合がデーゲーム、1試合がナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズ-キウムヒーローズ(テグ)ではサムスンの先発マウンドに、昨季まで3シーズンヤクルトでプレーしたアルバート・スアレスが上がった。

オープン戦初登板のスアレスは4回61球を投げて、与えたヒットは初回の1本のみ。奪った三振は2つで、それ以外のアウトは1、2回がフライ、3、4回は内野ゴロによるものだった。ストレートの最速は球団の計測では151キロ。安定感を見せピンチを招くことなく、無失点でマウンドを降りた。

試合は6点リードで9回を迎えたサムスンが、4番手として抑えのオ・スンファンを投入。初登板のオ・スンファンは三者凡退でゲームを締めて、7-1でサムスンが勝利している。

(関連記事:ヤクルトOBのブキャナンとスアレス、元広島・ピレラがサムスンで同僚に 元NPBの外国人3人は韓国初

◇3月22日(火)のオープン戦

・SSG 2 - 4 LG(インチョン)

 勝:イム チャンギュ

 敗:ノバ

・KT 6 - 4 ハンファ(スウォン)

 勝:キム ミンス

 敗:パク ユンチョル

・サムスン 7 - 1 キウム(テグ)

 勝:スアレス

 敗:ヨキシ(ヨキッシュ)

・KIA 4 - 4 トゥサン(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 4 - 5 NC(プサン)

 勝:キム テギョン

 敗:キム ドギュ

⇒ KBOリーグオープン戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

◆「エース級が続々登板」

この日はサムスンではスアレスの後に、昨季14勝を挙げた左腕のペク・チョンヒョンがオープン戦初登板。またSSGランダーズでは先日メジャーから復帰のキム・グァンヒョンが、LGツインズ戦の2番手として復帰後初めて実戦マウンドに上がった。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KIA戦での出場はなかった。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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