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ロハスの再来なるか? KTの新外国人ラモスが満塁弾を放つ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ヘンリー・ラモス(写真:kt wiz)

15日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は全5試合がデーゲームで行われた。

昨年の韓国シリーズと同じ顔合わせ、KTウィズとトゥサンベアーズの対戦は、昨年の王者・KTの4番に座った、新外国人選手のヘンリー・ラモス(29)が活躍を見せた。

スイッチヒッターのラモスは2回の1打席目、左打席に立ちセカンド強襲ヒットで出塁。3回の2打席目は1死満塁のチャンスで打順が回ってきた。トゥサンの2番手、左腕のチェ・スンヨンに対し、右打席に入ったラモスは初球のカーブを左中間へ。打球はスタンドに飛び込むオープン戦1号満塁ホームランとなった。

KTは現在阪神でプレーするメル・ロハス・ジュニアが、2017年から4シーズン在籍したチーム。ラモスはロハスと同じ両打ちということで、20年にホームランと打点のタイトルを獲得し、リーグMVPに輝いたロハスのような活躍を見せるかと注目されている。

ラモスは昨年ダイヤモンドバックスに所属し、メジャー成績は18試合に出場、打率2割、1本塁打、8打点という成績だった。

試合はラモスの一発が決勝打となって、KTが7-3で勝利した。

◇3月15日(火)のオープン戦

・キウム 3 - 3 LG(コチョク)

 勝:

 敗:

・KT 7 - 3 トゥサン(スウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:チェ スンヨン

・サムスン 4 - 7 KIA(テグ)

 勝:イ ミンウ

 敗:チェ ハヌル

・ロッテ 13 - 12 ハンファ(プサン)

 勝:チョン デヒョク

 敗:チャン シファン

・NC 3 - 2 SSG(チャンウォン)

 勝:リュ ジンウク

 敗:キム テクヒョン

⇒ KBOリーグオープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

◆「今年のオープン戦は水曜日が休み」

公式戦では通常、月曜日が移動日となっているが、今年のオープン戦は土曜日からの2連戦で編成され水曜日が休養日に。16、23日は試合が行われない。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサンベアーズ)>

KTウィズ戦での出場はなし。休養日をはさみ17日はロッテジャイアンツとのビジターゲームが予定されている。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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