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お騒がせ元メジャーリーガーのプイグ、オープン戦5打席目で初ヒットの二塁打<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
オープン戦初ヒットを放ったプイグ(写真:キウムヒーローズ)

13日のKBOリーグオープン戦(現地名称:示範競技)は4試合が雨で中止。コチョクスカイドームのキウムヒーローズ-トゥサンベアーズの1試合が行われた。

キウムは今季新加入の外国人選手、ヤシエル・プイグ(31)が12日に続き4番ライトで先発出場。オープン戦5打席目で二塁打を放ち、初ヒットを記録した。

前日は2打席連続三振に終わったプイグはこの日、1、2打席目とセンターフライ。5回裏の先頭打者として迎えた3打席目に、トゥサンの3番手キム・ジヨンの1ボールからの2球目をレフトフェンスにゴロで転がる二塁打にした。

元メジャーリーガーのプイグはドジャース在籍時、チームの同僚で元ハンファの投手リュ・ヒョンジンとの交流が、韓国で大きく報じられ話題となった。また素行に関する数々のトラブルでも知られ、今季KBOリーグ入りした外国人選手の中で最も注目されている。

プイグの契約内容は契約金30万ドル、年俸70万ドルの総額100万ドル(約1億1,700万円。球団発表)。

試合はキウムが5-1で勝利し、前日に続きトゥサンに連勝した。

◇3月13日(日)のオープン戦

・キウム 5 - 1 トゥサン(コチョク)

 勝:ユン ジョンヒョン

 敗:パク ソジュン

・KT 中 止 LG(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 中 止 ハンファ(テグ)

 勝:

 敗:

・ロッテ 中 止 SSG(プサン)

 勝:

 敗:

・NC 中 止 KIA(チャンウォン)

 勝:

 敗:

KBOリーグオープン戦日程表(ストライク・ゾーン)                                                        

◆「オープン戦は29日まで」

4月2日にシーズン開幕を迎える今季のKBOリーグは、今月29日までオープン戦を行う。オープン戦は感染症対策のため無観客で実施し、公式戦は有観客を予定し準備を進めている。

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キウム戦に9番ライトで先発出場。3回の1打席目にセンターのフェンスにワンバウンドで直撃する二塁打を放った。5回の2打席目は見逃し三振。7回表の3打席目は無死一、二塁で四球を選び、その裏の守備でベンチに退いた。

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※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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