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【ワイルドカード決定戦】トゥサンが20安打16得点で圧勝し準プレーオフへ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
5打点のホセ・フェルナンデス(写真:トゥサンベアーズ/初報から差し替え)

公式戦4位のトゥサンベアーズと5位のキウムヒーローズが顔を合わせたワイルドカード決定戦の第2戦は、20安打を連ねたトゥサンが16-8で勝利。アドバンテージの1勝を加えて対戦成績を2勝1敗として準プレーオフ進出を決めました。

トゥサンは1、2回と2点ずつ挙げて序盤に主導権を握ると、4、6回と連打を見せて打者一巡。大量リードを奪いました。トゥサン打線は5人の打者が3安打、その中で2番のホセ・フェルナンデス選手が5打点、5番ヤン・ソクファン選手が4打点を挙げています。トゥサンは先発全員得点です。

キウムは前夜のヒーロー、3番イ・ジョンフ選手が4安打3打点と気を吐きましたが、連勝とはなりませんでした。

トゥサンは4日から3位のLGツインズと準プレーオフを戦います。例年は5戦3先勝制で行われますが、今年は感染症による公式戦一時中断により開催時期が遅れたため、3戦2先勝制での開催となります。

◇11月2日(火)の結果

・ワイルドカード決定戦 第2戦

 トゥサン 16 - 8 キウム(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:チョン チャンホン

⇒ 2021年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「飲食はOKも声出し応援はNG」

今年のポストシーズンではワクチン接種済み観客に全座席を開放。座席での飲食も許容されています。しかしファンの「声を出しての応援」は防疫対策上、避ける必要があるとして、特に声が出やすい得点時にテーマ応援歌を流さないことになりました。

1日のワイルドカード決定戦第1戦では両チーム一進一退の攻防が続き、ファンの声出し応援がヒートアップしていました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ワイルドカード決定戦第2戦の9回表、パク・コンウ選手に代わってライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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