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LGがサムスンの連勝を止めて2位再浮上/日系3世ブラジル人投手がKIA入り<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2019年のダイヤモンドバックスキャンプでのボー・タカハシ(左)と平野佳寿(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

26日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む、全6試合が行われました。

4連勝中の2位サムスンライオンズと0.5ゲーム差で追う3位LGツインズの対戦は、LGが0-2で2点を追う6回裏、サムスンの先発デービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)から2点を挙げて同点に。LGは7回以降、サムスンのリリーフ陣から2点を挙げて勝ち越しに成功し4-3で勝利しました。LGは連敗を止めて2位に再浮上しています。

◆「日系3世ブラジル国籍投手がKIA入り」

KIAタイガースは新外国人選手として、ボー・タカハシ(BO TAKAHASHI)投手と年俸6万ドル(約660万円)、移籍料10万ドル(1,100万円)で契約を結んだと発表しました。タカハシ投手は日系3世ブラジル国籍の24歳。2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にブラジル代表として参加しました。KBOリーグ初のブラジル人選手となります。

タカハシ投手はメジャーリーグでの出場経験はなく、マイナーリーグでの通算成績は131試合42勝41敗、防御率4.18。KIAはタカハシ投手について「150キロ台前半の直球を中心に、スライダー、チェンジアップ、カーブを織り交ぜた攻めの投球が長所だ。高い身体能力とマイナーでの豊富な経験がある」と評価しています。今後、ビザ取得手続きと入国後の隔離を経て、チームに合流予定です。

◆「SSG芹澤コーチら配置転換」

SSGランダーズは1、2軍コーチ陣の配置転換を発表。チョ・ウォンウ2軍監督とチェ・ギョンチョル2軍バッテリーコーチが1軍へ、芹澤裕二バッテリーコーチら3コーチがファーム担当となりました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

NCダイノスとのダブルヘッダー第1試合の8回表、パク・コンウ選手の代走で出場。8回裏からレフトの守備に入りました。9回表にまわった打席では一塁ゴロでした。2試合目は8回裏にライトの守備に入っています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇8月26日(木)の結果

・LG 4 - 3 サムスン(チャムシル)

 勝:チョン ウヨン

 敗:イ スンヒョン

・キウム 4 - 4 ハンファ(コチョク)

 勝:

 敗:

・KT 10 - 5 SSG(スウォン)

 勝:オム サンベク

 敗:イ テヤン

・KIA 3 - 3 ロッテ(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・NC 0 - 7 トゥサン(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:ミランダ

 敗:ルチンスキー

・NC 3 - 5 トゥサン(チャンウォン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:キム ガンリュル

 敗:イ ヨンチャン

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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