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サムスンのピレラ(元広島)リーグトップの21号放ち 「折りたたみスマホのポーズ」<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
21号ソロを放ったピレラ(写真:サムスンライオンズ)

12日の韓国KBOリーグは2試合が雨で中止となって、3試合がナイトゲームで行われました。

サムスンライオンズ-トゥサンベアーズ(テグ)はサムスンが9-2で勝利。サムスンの先発、左腕のペク・チョンヒョン投手が7回3安打無失点、8つの三振を奪う好投で9勝目を挙げています。

打線ではサムスンが5-0でリードの5回裏、3番指名打者のホセ・ピレラ選手(元広島)が、トゥサンの2番手ヒョン・ドフン投手(京都国際高、九州共立大卒)が投じた初球のカーブをレフトに運ぶ21号ソロホームラン。ピレラ選手はこの一発でリーグ単独トップに立ちました。打点は2位の68、打率は3割1分2厘(14位)です。

各球団、ヒットやホームランを放った選手が、チーム内で決めたポーズを見せるというのが数年前から定着しています。サムスンでは今回のピレラ選手のように、球団の親会社関連企業の製品「折りたたみスマホ」のホーズを見せる選手がいます。

一塁ベース上でのク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)
一塁ベース上でのク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)

◆「五輪中断以後の後半戦は延長戦なし」

五輪期間の公式戦中断から再開したKBOリーグは、一時的に延長戦を廃止しています。また公式戦終了後に行われるポストシーズンは、5戦3先勝制の準プレーオフ、プレーオフが3戦2先勝制に変更になりました。いずれも円滑な日程消化とプレーの質の低下を防ぐためとしています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日2軍戦はありませんでした。次の試合は13日のハンファイーグルス戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月12日(木)の結果

・LG 中 止 SSG(チャムシル)

 勝:

 敗:

・キウム 6 - 4 KT(コチョク)

 勝:キム ソンギ

 敗:パク シヨン

・サムスン 9 - 2 トゥサン(テグ)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:クァク ピン

・KIA 中 止 ハンファ(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・NC 5 - 4 ロッテ(チャンウォン)

 勝:シン ミンヒョク

 敗:チン ミョンホ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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