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韓国代表の呉昇桓(元阪神)「梅野の代表入りは嬉しい」 選手村では20歳年下と同室【東京五輪・野球】

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
都内の練習場所でインタビューに応じるオ・スンファン(写真:ストライク・ゾーン)

東京オリンピック(五輪)に参加する野球韓国代表が27日午後に東京都内で練習を行い、チーム最年長39歳のオ・スンファン(サムスン)がインタビューに応じた。

オ・スンファンは2014、15年に阪神に在籍し、抑え投手として2年続けてセ・リーグ最多セーブを記録。そのオ・スンファンと当時バッテリーを組んだ梅野隆太郎(阪神)も今回、日本代表入りしている。

オ・スンファンは梅野についてと日本のファンに向けてこう話した。

「代表チームで会えることが嬉しいです。(試合で)特に警戒するとか感情が入り混じるということはないですが、はっきりしているのは韓国と日本のファンにいいプレーを見せることです。(自身の出場を)喜ばしく感じてくれるファンもいると思うので、勝敗に関わらず楽しみにしてもらえたらと思います」

今回の韓国代表でオ・スンファンは唯一のNPB選手経験者ということで、韓国メディアからは試合が行われる横浜スタジアムについての質問が飛んだ。

「(横浜スタジアムを模して建てられたプサンの)サジク球場よりも小さい印象です。打者にとっては小さく感じるだろうし、投手としては打球が遠くに飛ぶ印象を持つだろうから、『失投するとホームランになりやすい』という話は選手たちにしました」

韓国代表は全24人がプロ選手で構成されているが、これまでの五輪同様に全員が選手村入りしている。オ・スンファンはかつての同僚で現LGのチャ・ウチャン、コ・ウソク(LG)、キム・ジンウク(ロッテ)の3投手とルームシェア。寝室は2人部屋になっていて、オ・スンファンと同室なのは高卒新人で19歳のキム・ジンウクだという。オ・スンファンとキム・ジンウクはともに追加招集で代表入りした。

「ソウルでの練習の時から一緒にキャッチボールをしていたので、自然に同室になりました。メディアから年齢(チーム最年長)のことについてよく聞かれますが、若い選手から『ついていきます』と言われたりしてみんなで仲良くやっています。キム・ジンウク投手にも球場が小さいという話はしましたが、『自信を持って投げれば打たれない』とも言いました」

韓国代表は28日も練習を行い、29日に予選B組のイスラエル戦で初戦を迎える。

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韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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