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5番が無安打で3打点 2番定着の捕手が2安打2得点で連敗を10で止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2番に座る捕手のチェ・ジェフン(写真:ハンファイーグルス)

2日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

LGツインズ-ハンファイーグルス(チャムシル)は5-3でハンファが勝利。ハンファの先発マウンドに上がった韓国代表のキム・ミンウ投手が、8回途中まで3安打無失点と好投。8勝目を挙げました。

ハンファは1回表、1死満塁で5番チョン・ジンホ選手のセカンドゴロの間に、三塁走者が還って1点を先制。逃げ切ったハンファはこの内野ゴロが決勝点となっています。

チョン・ジンホ選手はこの日2打数無安打でしたが、3、7回に犠牲フライを放ち計3打点を記録。その2本の犠飛で生還したのは、いずれもこの日2安打のチェ・ジェフン選手でした。捕手のチェ・ジェフン選手は、今季は主に2番打者として出場しています。

10位で最下位のハンファは投打がかみ合い、連敗を10で止めました。

◆「今年も2軍で『ロボット審判』を導入」

韓国野球委員会(KBO)は昨季の2軍戦23試合で試験運用した、「自動ストライク・ボール判定システム」、別名「ロボット審判」を今季も2軍の一部試合で導入すると発表しました。

このシステムは球場に3台のカメラを設置。マウンド、ホームベースをはじめとした各ベースなど、グラウンド内の固定物の位置情報を基にして、投球のトラッキングデータ(追跡情報)が打者ごとに設定されたストライクゾーンを通過したか否かで判定します。システムがストライク、またはボールの判定を下すと、それが機械音声で球審がつけたイヤホンに届き、それを聞いた球審はコールをするというものです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日トゥサンベアーズは2軍戦がありませんでした。次回は6日のSSGランダーズ戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇7月2日(金)の結果

・LG 3 - 5 ハンファ(チャムシル)

 勝:キム ミンウ

 敗:ケリー

・SSG 5 - 6 ロッテ(インチョン)

 勝:キム ウォンジュン

 敗:キム サンス

・KT 4 - 1 キウム(スウォン)

 勝:クエバス

 敗:ヨキシ(ヨキッシュ)

・KIA 8 - 3 トゥサン(クァンジュ)

 勝:イ ウィリ

 敗:ユ ヒグァン

・NC 2 - 5 サムスン(チャンウォン)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:パーソンズ

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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