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高校時代メジャーを目指した「19歳のスンヨプ」 エース右腕からプロ初アーチ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初アーチを含む3安打4打点のナ・スンヨプ(写真:ロッテジャイアンツ)

23日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ロッテジャイアンツ-NCダイノス(プサン)はロッテが13-7で大勝。先行したのはNCでしたが、ロッテの大物ルーキーの一発で同点とし、流れを変えました。

8番サードで出場のナ・スンヨプ選手は0-2の2回裏2死一塁で、NCの先発ドリュー・ルチンスキー投手からセンターバックスクリーンに同点の2ランホームラン。高卒1年目19歳のナ・スンヨプ選手にとって、プロ初ホームランでした。

ナ・スンヨプ選手はその後も6回の3打席目に左中間への二塁打、7回には2点タイムリーを放って、5打数3安打4打点の活躍を見せました。プロ入り前のナ・スンヨプ選手は米球界でのプレーも視野に入れていましたが、国内でのプレーを決断。昨年のドラフト2次指名2ラウンドでロッテ入りしています。

◆「キウムの助っ人打者退団へ」

キウムヒーローズはデービッド・フレイタス内野手をウエーバー公示申請すると発表しました。フレイタス選手は43試合に出場し打率2割5分9厘、2本塁打、14打点。捕手としても9試合に先発出場しました。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦の7回裏、チェ・ヨンジェ選手の代走で出場。8回表からセンターの守備に入りました。9回裏の先頭打者として打順が回り、10球粘ってのショートゴロでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇6月23日(水)の結果

・トゥサン 3 - 4 キウム(チャムシル)

 勝:キム テフン

 敗:パク チグク

・SSG 7 - 4 LG(インチョン)

 勝:オ ウォンソク

 敗:イ ミンホ

・KT 1 - 2 KIA(スウォン)

 勝:イム ギヨン

 敗:コ ヨンピョ

・サムスン 3 - 0 ハンファ(テグ)

 勝:チェ チェフン

 敗:キム ギジュン

・ロッテ 13 - 7 NC(プサン)

 勝:ノ ギョンウン

 敗:ルチンスキー

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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