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助っ人、若手、ベテランのリレーで接戦を制す/あす日韓ともに五輪メンバー発表<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
カーペンター、カン・ジェミン、チョン・ウラム(写真:ハンファイーグルス)

15日の韓国KBOリーグは2試合が雨天中止。3試合がナイトゲームで行われました。

ハンファイーグルス-ロッテジャイアンツ(テジョン)は1点を争う接戦に。

ハンファは3-1で迎えた7回表、1点を喫して1点差に迫られた無死二塁の場面で、好投の先発ライアン・カーペンター投手に代わって、横手投げのプロ2年目、カン・ジェミン投手を投入。この日が26試合目の登板で防御率0点台のカン・ジェミン投手は、ピンチを切り抜けました。

カン・ジェミン投手は8回も0点に抑えて、9回は通算900試合登板まであと2試合となったチョン・ウラム投手が締めてゲームセット。助っ人、若手、ベテランの3投手のリレーで1点差ゲームをものにしたハンファは、連敗を3で止めて最下位(10位)を脱出。敗れたロッテが10位となりました。

◆「日韓ともにあす11時に代表発表」

7、8月に開催予定の東京オリンピック(五輪)に参加する、野球代表チームの最終エントリー24人が、日韓ともに16日11時に発表になります(日本はJOCの正式承認前ということで「内定選手発表」と表記)。

東京五輪の野球競技は参加6チーム中、日本、韓国、メキシコ、イスラエル、アメリカの出場が決定。残り1枠は来週行われる世界最終予選でベネズエラ、オランダ、ドミニカ共和国の中から決まります。

⇒ 東京オリンピック野球競技日程(ストライク・ゾーン)

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ロッテジャイアンツとの2軍戦は雨天中止でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が3試合の結果です。

◇6月15日(火)の結果

・トゥサン 6 - 8 サムスン(チャムシル)

 勝:イ ジェイク

 敗:パク チョンス

・キウム 2 - 4 LG(インチョン)

 勝:キム デユ

 敗:チョ サンウ

・ハンファ 3 - 2 ロッテ(テジョン)

 勝:カーペンター

 敗:ストレイリー

・KIA 中 止 SSG(クァンジュ)

 勝:

 敗:

・NC 中 止 KT(チャンウォン)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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