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21歳のさわやかイケメン右腕が3年目の開眼 単独トップの5勝目を挙げ防御率も1位<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
リーグトップの5勝目を挙げたウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)

7日の韓国KBOリーグは4試合が大気中の汚染物質の影響により中止。1試合がナイトゲームで行われました。

サムスンライオンズ-ロッテジャイアンツ(テグ)は、サムスンがウォン・テイン、ロッテがパク・セウンの両先発投手が好投。5回を終わって1-1で後半に突入しました。

サムスンは7回裏、無死一、三塁のチャンスを作ると、ロッテはパク・セウン投手がマウンドを降り、ク・スンミン投手にスイッチ。1死一、三塁となってサムスンは9番のイ・ハクチュ選手が投手と一塁の間にバント。これをク・スンミン投手が一塁に送球する間に三塁走者が生還し、2-1と勝ち越しに成功しました。

サムスンは8回裏にも2点を追加して4-1で勝利。首位のサムスンは2位とのゲーム差を2に広げました。

サムスンの先発ウォン・テイン投手は打たせて取る投球で、7回88球を投げ奪った三振は3つ。無四球でロッテ打線を5安打1失点に抑えました。ウォン・テイン投手はこの日の勝利でリーグ単独トップの5勝目(1敗)。防御率もリーグ1位の1.18です。

2019年にドラフト1次指名で入団し、高卒3年目のウォン・テイン投手は今季、140キロ台後半のストレートと、持ち球である打者のタイミングを外すチェンジアップ、縦のスライダーのコントロールが良く、抜群の安定感を見せています。

ウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)
ウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)

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◆「8日は4カードがダブルヘッダーに」

7日は韓国各地で大気中の粒子状物質(PM)、微小粒子状物質(PM2.5)が、試合実施の判断となる数値を超えたため、4球場で中止となりました。8日はその4カードが14時開始のダブルヘッダーで行われます。今年の大気汚染による中止はオープン戦ではありましたが、公式戦では初めてです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガース戦は大気汚染の影響で中止でした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が1試合の結果です。

◇5月7日(金)の結果

・LG 中 止 ハンファ(チャムシル)

 勝:

 敗:

・SSG 中 止 キウム(インチョン)

 勝:

 敗:

・KT 中 止 NC(スウォン)

 勝:

 敗:

・サムスン 4 - 1 ロッテ(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:パク セウン

・KIA 中 止 トゥサン(クァンジュ)

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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