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20歳の金泰均の後継者が2戦連続弾 昨季の最下位がオープン戦首位に<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
決勝打となる2戦連続弾を放ったノ・シファン(写真:ハンファイーグルス)

28日の韓国KBOリーグのオープン戦は1試合が中止となり、4試合がデーゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルスとロッテジャイアンツの対戦はハンファが2-0で勝利し、オープン戦の成績を5勝1敗として、単独首位に立ちました。

試合は0-0で迎えた6回裏、ハンファが2死から相手のエラーと暴投でランナーを二塁に進めると、打席には5番ノ・シファン選手。

ノ・シファン選手は変化球を前でとらえて、レフトスタンドへ運ぶ2ランホームラン。ノ・シファン選手の2試合連続となるオープン戦第2号で、ハンファが2-0として均衡をやぶり、この一打が決勝打となりました。

昨季、リーグワーストタイとなる18連敗を喫するなど低迷し、46勝95敗3分けの最下位に終わったハンファですが、ここまで6試合のオープン戦では好成績を残しています。

◆「20歳のスラッガーはキム・テギュンの後継者」

この日決勝弾を放ったノ・シファン選手はプロ3年目の20歳。昨季は106試合に出場し打率は2割2分でしたが、シーズン終盤に長打力を発揮し、9月中旬以降に6本のホームランを放ちました。

ノ・シファン選手は、昨季限りで現役を引退したチームの大先輩、キム・テギュンさん(金泰均、ハンファ球団GM特別補佐)の後を継ぐ右のスラッガーとして期待されています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

SSGランダーズとの試合はグラウンドコンディション不良で中止となりました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇3月28日(日)のオープン戦の結果

・LG 6 - 5 サムスン(チャムシル)

・SSG 中 止 トゥサン(インチョン)

・KT 14 - 3 NC(スウォン)

・ハンファ 2 - 0 ロッテ(テジョン)

・KIA 1 - 3 キウム(クァンジュ)

⇒ 2021年 韓国プロ野球オープン戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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