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【ワイルドカード決定戦】死闘の結末は延長13回LGサヨナラ勝ちで準プレーオフ進出<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サヨナラ打を放ったシン・ミンジェ(写真:LGツインズ)

2日の韓国KBOリーグは公式戦4位のLGツインズと5位のキウムヒーローズの顔合わせとなった、ワイルドカード決定戦第1戦が行われました。

LGがケイシー・ケリー、キウムはジェイク・ブリガム(元楽天)の両先発投手の好投により、1-1でゲームは終盤へ。

キウムは7回表に4番パク・ピョンホ選手がレフトへのソロアーチで1点をリードするも、LGもその裏、押し出しで1点を挙げ、2-2と再び同点となって試合は延長戦に突入しました。

延長戦に入り両チーム走者を出すもホームが遠く、12回まで両者無得点。KBOリーグでは公式戦の延長戦は12回までですが、ポストシーズンは15回まで行われます。

キウムは13回表、2死一、二塁で7番パク・トンウォン選手がレフト前に落ちるヒットを放ち、3-2と勝ち越しに成功しました。

追うLGもその裏に2死二、三塁のチャンスを作ると、9番代打のイ・チョンウン選手のショート内野安打の間に三塁走者が生還。3-3の同点としました。

さらに1番が申告敬遠で2死満塁となった場面で、代走で途中から出場の2番シン・ミンジェ選手が右中間へサヨナラヒット。4位のLGがアドバンテージの1勝を加えた2勝となって、準プレーオフ進出を決めました。

◆「準プレーオフは4日から」

ワイルドカード決定戦第1戦が雨天により1日順延しましたが初戦で決着したため、今後の試合日程は変更されず、準プレーオフは予定通り4日に第1戦を迎えます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

公式戦を3位で終えたトゥサンベアーズは4日から行われる準プレーオフで、ワイルドカード決定戦の勝者・LGと対戦します。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

◇11月2日(月)の結果

・LG 4- 3 キウム(チャムシル)

 ワイルドカード決定戦 第1戦

 勝:イム チャンギュ

 敗:キム サンス

 

⇒ KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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