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残り10試合切っても4チームが2位争い エナメルジャンパーのファンが寒空に笑う<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
冬用のエナメルジャンパーで応援のLGファン(写真:LGツインズ。16日撮影)

17日の韓国KBOリーグはダブルヘッダー1カードを含む、全6試合が行われました。

残り10試合を切っても2位の座を4チームが争う大混戦の中、17日はそのうちの3チームが勝利しました。

2位のLGツインズは先発全員安打の15安打11得点で、KIAタイガースに勝利し3連勝。2002年以来遠ざかっている韓国シリーズ出場に向け、その前哨戦のプレーオフに直行できる2位確保を目指します。

残り試合があと3試合となった3位キウムヒーローズも4連勝で、2位と0.5ゲーム差です。

4位は連敗を3で止めたKTウィズが5位から浮上し、2位LGと1.5ゲーム差。キウムに敗れたトゥサンベアーズが5位に後退し、2位とのゲーム差が2.5に開きました。

一方、首位のNCダイノスはロッテジャイアンツに1点差勝利し、80勝に到達。公式戦1位確定のマジックを3としました。NCは残り9試合。公式戦を1位で終えると、韓国シリーズに直行です。

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「LGファンは冬用ジャンパーで2位を願う」

これからさらに寒さ厳しくなる韓国。例年より遅い開幕により11月スタートとなるポストシーズンを前に、LGファンはトレードマークのエナメルジャンパーをこの冬、少しでも長く着られるようにと2位確保を願っています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムヒーローズ戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。

◇10月17日(土)の結果

・LG 11- 8 KIA(チャムシル)

 勝:ソン ウンボム

 敗:キム ギフン

・キウム 5- 3 トゥサン(コチョク)

 勝:オ ジュウォン

 敗:ホン ゴンヒ

・SK 4- 6 KT(インチョン)

 勝:ソ ヒョンジュン

 敗:イ ゴンウク

・ハンファ 4- 4 サムスン(テジョン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:

 敗:

・ハンファ 2- 4 サムスン(テジョン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:ノ ソンホ

 敗:カン ジェミン

・NC 4- 3 ロッテ(チャンウォン)

 勝:イム チャンミン

 敗:パク セウン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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