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ブキャナン(元ヤクルト)15勝目 22年前のチーム外国人投手記録に並ぶ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
15勝目を挙げた元ヤクルトのブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

16日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルス-サムスンライオンズは、サムスンの先発マウンドにデービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が上がりました。

この日のブキャナン投手はナックルカーブ、チェンジアップで打者のタイミングを外しながらカウントを稼ぎ、7回116球を投げて被安打6、1失点。打ち損じを誘ってピッチャーゴロが4つ、奪った三振は5つでした。

サムスンは1回表に4番キム・ドンヨプ選手の19号2ランで先制。キム・ドンヨプ選手は4-1で3点リードの7回裏の守りで、1死一、二塁で左中間を抜けようかという打球を好捕し、守備でもブキャナン投手をバックアップしました。

試合は6-2でサムスンが勝利し、ブキャナン投手は15勝目(7敗)。1998年にスコット・ベイカー投手が記録した、チームの外国人投手シーズン最多勝利数に並びました。

1998年はKBOリーグに外国人選手制度が導入された最初の年でした。

◆「イ・ジョンフ、シーズン最多二塁打達成」

キウムヒーローズのイ・ジョンフ選手が6回裏の3打席目に今季48本目の二塁打を放ち、シーズン最多二塁打記録を更新しました。これまでの記録は2018年のジャレド・ホイング選手(ハンファ)の47個でした。

NPB記録は2001年の谷佳知選手(オリックス)の52個(136試合出場)。イ・ジョンフ選手が所属するキウムの残り試合は4試合です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウム戦の8回裏、前の回に9番チョ・スヘン選手の代打で出場のオ・ジェウォン選手に代わって、ライトの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇10月16日(金)の結果

・LG 9- 0 KIA(チャムシル)

 勝:ケリー

 敗:ギャニオン

・キウム 7- 4 トゥサン(コチョク)

 勝:キム ソンミン

 敗:イ スンジン

・SK 7- 1 KT(インチョン)

 勝:チョン スミン

 敗:デスパイネ

・ハンファ 2- 6 サムスン(テジョン)

 勝:ブキャナン

 敗:パク チュホン

・NC 6- 5 ロッテ(チャンウォン)

 勝:ホン ソンミン

 敗:キム ゴングク

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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