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史上初、満塁ホームランを含むサイクルヒット プロ7年目で初の三塁打で達成<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
サイクルヒットを達成したオ・ユンソク(写真:ロッテジャイアンツ)

秋夕(チュソク)連休最終日、4日の韓国KBOリーグは全5試合が14時開始のデーゲームで行われました。

プサンサジク球場のロッテジャイアンツ-ハンファイーグルスはロッテが14-5で勝利。ロッテの1番打者オ・ユンソク選手がサイクルヒットを達成しました。

オ・ユンソク選手は1打席目に左中間への二塁打を放つと、2回裏の2打席目、2死二塁でレフトへタイムリーヒットを放ちます。

さらに3回には1死満塁でレフトへ3号満塁ホームラン。そしてサイクルヒットにリーチがかかった5回の4打席目、無死一塁で右中間へタイムリー三塁打。KBOリーグ史上27度目、今季2人目のサイクルヒットを達成しました。

3号満塁ホームランを放ったオ・ユンソク(写真:ロッテジャイアンツ)
3号満塁ホームランを放ったオ・ユンソク(写真:ロッテジャイアンツ)

なお、満塁ホームランを含むサイクルヒット達成は史上初。4打席目での達成は7度目、最速となる5回の攻撃での達成は2度目とのことです。

オ・ユンソク選手はプロ7年目の28歳。複数のポジションをこなせる内野手として今季は45試合に出場し、ホームランは前日に続く2試合連続で通算5本目でした。そして三塁打を記録したのは、プロ入り以来この日が初めてです。

オ・ユンソク選手は5打席目にもヒットを放ち、5打数5安打7打点を記録しています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

KIAタイガース戦の8回表、4番キム・ジェファン選手に代わって、レフトの守備に入りました。トゥサンベアーズは大事なKIA戦を3連勝しています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。5日は試合がありません。

◇10月4日(日)の結果

・トゥサン 7- 1 KIA(チャムシル)

 勝:ハム ドクチュ

 敗:イム ギヨン

・SK 6- 0 キウム(インチョン)

 勝:ムン スンウォン

 敗:ブリガム

・KT 8- 13 LG(スウォン)

 勝:ソン ウンボム

 敗:ハ ジュンホ

・ロッテ 14- 5 ハンファ(プサン)

 勝:サンプソン

 敗:パク チュホン

・NC 4- 1 サムソン(チャンウォン)

 勝:ルチンスキー

 敗:チャン ピルチュン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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