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ブキャナン(元ヤクルト)、ピンチを3併殺で切り抜けて14勝目 チームの連敗止める<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
14勝目を挙げた元ヤクルトのブキャナン(写真:サムスンライオンズ)

20日の韓国KBOリーグは14時開始の5試合と、ダブルヘッダー2試合目の計6試合が行われました。

テグサムスンライオンズパークのサムスンライオンズ-キウムヒーローズは14-6でサムスンが勝利。

サムスンは5番キム・ドンヨプ選手が1回に14号3ラン、3回に15号2ランと2打席連続アーチを放つなど、5打数3安打6打点の活躍。チームも先発全員の18安打を記録しました。

2打席連続弾を放ったキム・ドンヨプ(写真:サムスンライオンズ)
2打席連続弾を放ったキム・ドンヨプ(写真:サムスンライオンズ)

投げてはサムスンの先発デービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)が、自身6連勝となる14勝目(6敗)を挙げています。

この日のブキャナン投手は6回96球を投げて被安打7、与えた四球は3つ。これまでの登板に比べてストライクとボールがはっきりし、初回を除き毎回ランナーを出すも、3つの併殺打でピンチを切り抜けました。

ブキャナン投手は今季ここまで33個の併殺打を記録し、2位以下を大きく引き離してトップです。サムスンは連敗を4で止めました。

◆「21日は新人ドラフト」

試合のない21日は、2021年に入団する新人ドラフトが行われます。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各球団の関係者はそれぞれの球団事務所などから、オンラインで指名を行います。

各球団が優先指名権を持つ高校から1名を指名する、1次指名は既に終了し、今回行われるのは2次指名。昨季の成績が下位のチームから順に指名し、10ラウンドまで行われる予定です。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

この日、8月13日に登録抹消になって以来の1軍昇格。LGツインズ戦での出場機会はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全6試合の結果です。21日は試合がありません。

◇9月20日(日)の結果

・トゥサン 6- 5 LG(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:コ ウソク

・SK 2- 10 KT(インチョン)

 勝:デスパイネ

 敗:チョ ヨンウ

・サムスン 14- 6 キウム(テグ)

 勝:ブキャナン

 敗:チョ ヨンゴン

・KIA 3- 11 ハンファ(クァンジュ)

 勝:ユン デギョン

 敗:イ ジュンヨン

・ロッテ 2- 7 NC(プサン)

ダブルヘッダー第1試合

 勝:ライト

 敗:イ スンホン

・ロッテ 2- 6 NC(プサン)

ダブルヘッダー第2試合

 勝:イム チャンミン

 敗:ノ ギョンウン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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