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左腕エースが本領発揮の夏 ヤン・ヒョンジョン6回1失点で9勝目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
ヤン・ヒョンジョン(写真:KIAタイガース)

28日の韓国KBOリーグは1試合が中止となり、4試合がナイトゲームで行われました。

インチョンSK幸福ドリーム球場のSKワイバーンズ-KIAタイガースは、KIAの先発マウンドにエースのヤン・ヒョンジョン投手が上がりました。

この日のヤン・ヒョンジョン投手は初回、二者連続三振でスタートする上々の立ち上がりを見せ、2回以降も得意のチェンジアップを振らせて三振を奪っていきました。

ヤン・ヒョンジョン投手は6回を投げて9奪三振、被安打4で失点は自らのエラーによる1点のみ。

KIAは打線が4本のホームランなどでヤン・ヒョンジョン投手を援護し、終盤、リリーフ陣が大量失点を許して追い上げられるも、KIAが11-8で勝利し、ヤン・ヒョンジョン投手は9勝目(6敗)を挙げました。

今季のヤン・ヒョンジョン投手は早い回に集中打を浴び、規定投球回到達投手の中で、最も防御率が悪い時期もありましたが、8月に入って本来の投球を見せ始めて5試合に登板し3勝。今月の防御率は2.40と安定感が戻ってきました。

KIAはロッテジャイアンツと入れ替わって6位に浮上です。

◆「ノーゲームで10月にダブルヘッダーに」

ハンファイーグルス-サムスンライオンズ(テジョン)は3回表降雨ノーゲーム。この試合は10月17日にダブルヘッダーで行われます。今後、台風の影響で雨天中止が増えると、9月以降は過密日程が心配されます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

28日、2軍戦はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇8月28日(金)の結果

・LG 6- 5 KT(チャムシル)

 勝:キム デヒョン

 敗:チョン ユス

・SK 8- 11 KIA(インチョン)

 勝:ヤン ヒョンジョン

 敗:ピント

・ハンファ 中 止 サムスン(テジョン)

 勝:

 敗:

・ロッテ 4- 8 キウム(プサン)

 勝:ヤン ヒョン

 敗:ク スンミン

・NC 4- 11 トゥサン(チャンウォン)

 勝:ユ ヒグァン

 敗:キム ジンホ

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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