Yahoo!ニュース

2試合連続弾のナ・ソンボム 2日で3本塁打9打点、決勝打はリーグトップ<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
2戦続けて快打連発のナ・ソンボム(写真:NCダイノス)

26日の韓国KBOリーグは全5試合がナイトゲームで行われました。

チャンウォンNCパークのNCダイノス-ハンファイーグルスは9-5でNCが勝利。NCは前夜に続き、3番ナ・ソンボム選手が決勝打を放ちました。

ナ・ソンボム選手の決勝打はリーグトップの14度目。この日は2試合連続弾となる25号2ランを含む5打数4安打5打点の活躍を見せ、三塁打が出ればサイクルヒット達成でした。

ナ・ソンボム選手はこの2日で3本塁打9打点を記録し、8月の打点は23でリーグトップ、月間打率も3割7分5厘と高打率をマークしています。

1位NCに連敗した最下位10位のハンファは、首位との差が再び30ゲームに広がりました。

◆「ドラ1指名投手の過去の暴行事件が問題に」

NCが1次指名した金海高3年のキム・ユソン投手が中学3年生当時、後輩を暴行。同投手は5日間の停学処分、地裁から奉仕活動指示を受けるも、被害者との和解は成立していないことがわかりました。

被害者の両親はドラフト指名以前に、事件についてと謝罪を求めるコメントを同投手の指名が予想されたNC球団ホームページの掲示板に入力。しかし球団は気がつかず、指名後の指摘で事態を把握しました。

被害者側は今回の意図について、同投手の指名回避を求めるものではなく、謝罪を要求しているとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

キウムの2軍、コヤンヒーローズ戦での出場はありませんでした。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月26日(水)の結果

・トゥサン 5- 7 KIA(チャムシル)

 勝:ギャニオン

 敗:アルカンタラ

・KT 6- 5 キウム(スウォン)

 勝:キム ジェユン

 敗:パク クァンジン

・サムスン 5- 8 LG(テグ)

 勝:イ ジョンヨン

 敗:チェ ジグァン

・ロッテ 3- 1 SK(プサン)

 勝:ク スンミン

 敗:キム ジョンビン

・NC 9- 5 ハンファ(チャンウォン)

 勝:ライト

 敗:チャン シファン

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

室井昌也の最近の記事