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8回まで1安打無得点も9回に均衡破る2ランで勝利 呉昇桓10セーブ目<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
接戦を締めたオ・スンファン、カン・ミンホのバッテリー(写真:サムスンライオンズ)

15日の韓国KBOリーグは全5試合が17時開始で予定され、トゥサンベアーズ-KTウィズ(チャムシル)は雨天によるグラウンド整備のため、1時間12分遅れの18時過ぎに開始しました。

ハンファ生命イーグルスパークのハンファイーグルス-サムスンライオンズは両チーム得点なく、0-0で9回に突入。

ハンファの3投手に8回まで1安打に抑えられていたサムスンは9回表1死、ハンファの4番手チョン・ウラム投手から、チーム2本目のヒットで出塁しました。

この場面で5番キム・ドンヨプ選手はカウント2-1からの4球目、真ん中高めの直球を豪快に振り抜き、打球はライナーでレフトスタンドへ。キム・ドンヨプ選手の9号2ランホームランでサムスンは均衡を破って2-0としました。

サムスンは9回裏、5番手のオ・スンファン投手がハンファ打線を0点に抑えてゲームセット。ゲームを締めたオ・スンファン投手は10セーブ目を挙げています。

3安打で勝利したサムスンは3連勝。敗れた7安打無得点のハンファは4連敗を喫し、82試合目で60敗となりました。

◆「ソウル、スウォン開催試合、再び無観客に」

韓国野球委員会(KBO)は政府の新型コロナウイルス感染拡大に関する、首都圏のソーシャルディスタンスの警戒段階引き上げを受けて、16日(日)以降にソウルのチャムシル、コチョクスカイドーム、スウォンのスウォンKTウィズパーク、計3球場での試合を、暫定的に無観客で行うと発表しました。

既に販売済みのチケットは取消手数料なしで払い戻しされるとのことです。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

8月13日に登録抹消になっています。次の2軍戦は18日(火)のハンファイーグルス戦です。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇8月15日(土)の結果

・トゥサン 7- 5 KT(チャムシル)

 勝:チェ ジソン

 敗:イ ボグン

・ハンファ 0- 2 サムスン(テジョン)

 勝:キム ユンス

 敗:チョン ウラム

・KIA 10- 3 SK(クァンジュ)

 勝:チャン ヒョンシク

 敗:キム ジュハン

・ロッテ 1- 3 キウム(プサン)

 勝:イ スンホ

 敗:ノ ギョンウン

・NC 4- 13 LG(チャンウォン)

 勝:ウィルソン

 敗:イ ジェハク

 

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

⇒ リーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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